ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集内容:親記事が誘導分岐だったので移行

「はあー?おやじぃー?カンケーねーっつのー。たとえ父親だろーとなんだろーと、役にたたなきゃゴミでーす!」

概要

絶体絶命でんぢゃらすじーさん』の長編5弾・「いのちときもちとぱぱぱぱぱーっ!?」に登場した悪役。

普段下ネタや理不尽ギャグがてんこ盛りのマンガとは思えないくらいシリアスな(ただしギャグシーン自体はある)『じーさん』の長編だが、その中でも外道の中の外道という他ない下劣ぶりを見せつけたのが彼女である。

 

その悪辣ぶりは「じーさん史上最凶の敵」と書かれ、作者でさえ「今回の大長編は悪がいつもより少しリアル」「これを読んで傷つく人が出ないか心配だが、どうしても描きたかった」と述べているほど。しかし救いようのない悪党ぶりは、「命」をテーマとして描かれた本作にすさまじい重みを加えた。

人物像

最近できたペットショップ「ステイル」の店長で、猫耳を模したカチューシャと黒色のおかっぱに小さい眼鏡とたらこ唇が特徴の大柄な女性。

客であるじーさんたちに笑顔で明るくふるまう人当たりの良い人だが、登場した勢いでちゃむらいを壁にめり込ませているのに全く気づかないなどちょっと天然。

……というのは表の顔で、その本性は冷酷非道かつ残忍極まりないゲスの極み。自分にとっての役立たずは何でも捨てる。

それは自らが経営するペットショップの動物たちであろうと例外ではなく、お気に入りの「デビルキャット」がいれば他はいらないと考えている。というか「元々ペットショップを真面目にやる気すらない」とか平気で言ってのけ、飽きちゃうという理由だけで、3日間売れなかったペットを地下室で殺してから捨てたり、その非道ぶりに激昂したじーさんに「ペットがかわいそうじゃーっ!!」と糾弾されても「みんなやってるから自分だって捨てていいじゃん!!」とか返すアリサマ。

まさに言語道断の極悪人である。

活躍

ステイルの所業は上記の通りだが、それに対して「せめて生きている間に自由にしてやれよ!」と詰めるゲベに対して「そんなことしたら町に生物が溢れてうちの生き物が売れなくなっちゃう」と答え、さらにその本性を知ったじーさんが「ペットショップとしても人間としても失格じゃ!他のペットショップにも迷惑だし、だいいち犬や猫がかわいそうじゃ!」と叱りつけるも

「別にいーじゃん。…今の世の中…、すて犬やすてネコなんていーっぱいいるの。 みんな、みんな…、いーっぱいすててるのよ。…だからぁー♡

だからいーじゃん!みんなやってんだから、アタシだってすてていーじゃん!!

と悪びれもせずじーさんらを絶句させる。

おまけに趣味として凶悪な化け物をコレクションし地下で放し飼いにしているが、役に立たないと見なすとあっさり捨てると断言するほど薄情。じーさんに「オマエのおやじとかでも…、すてるってか!?」と言われても鼻をほじりながら「はあー?おやじぃー?カンケーねーっつのー。 たとえ父親だろーとなんだろーと、役にたたなきゃゴミでーす♡ とーちゃんとかマジいらねーわよーぅ。だひゃひゃひゃひゃひゃー。」馬鹿笑いして返答する始末

さらに柴犬の柴田を背負って弱ったゲベに捨てちゃいなさいよ!そんな「おにもつ」。と嘲笑いながら誘惑し、それでなお「仲間」を捨てずに力尽きたゲベを嘲り笑い、その力尽きたゲベをオマエがすてられないものは、いっしょにせおってやる!!それが仲間だから!と、じーさんが助けたのを見て舌打ち。

じーさん達を地下に幽閉して始末しようとするが、じーさんのギャグ漫画全開な行動によって全て撃退させられてしまう

さらに出口まで到着したじーさんらに彼女は最後の切り札として世界一恐ろしい地上最強のネコ・デビルキャットを呼び出してじーさんらを殺すよう命令するが、じーさんの呼びかけと最後まで自分を運んでくれて感謝した柴田の幻により覚醒したゲベにより、デビルキャットがゲベのぱぱだと判明し、じーさんら共々衝撃を受ける。タイトルの「ぱぱぱぱぱーっ!?」という謎のフレーズはここのこと。

そして「息子を襲わせた罪は重いぜぇ……父親の恨み、思い知れ…!!」とブチキレたデビルキャットによって上記の父親をゴミ同然に嘲笑った自分自身の発言を思い出させられながら恐怖に震え、その「父親」にペットショップもろとも踏み潰されて倒されるというあまりにも呆気なく皮肉な末路を迎えた…。

 ぱぱの勝ち♡

おそらくギャグ補正抜きのガチ死亡と思われるが、柴田の方は多少なりとも救いのあるエンドになっている。ラストにてゲベの夢の中で実は柴田が生きていたことが暗示されたのだ。

余談

名前の由来はその言動から「捨てる」と推測できる。

今回の大長編のテーマはであり、作者である曽山一寿はこの回について 「今回の大長編は、悪の存在がいつもより少しリアルです」「この話で誰かが傷ついたりしないだろうか」「そんな危ない橋を渡ってまでこの話を描きたかった」 とコメントしている。

命でもなんでもすぐ捨ててしまうステイルと、仲間」である柴田の想い(気持ち)を捨てなかったゲベとの対極であるとも言えるだろう。

ちなみにその反動かこれまでの大長編でほとんど死んでいる校長は今回は作者に「どーせまた死ぬんだからお前の出番ないよ♨️」と言われ登場できなかった。(正確には駄々こねたことで1コマだけのモブキャラとして登場している。暇な人は探してみよう)

関連記事

編集内容:親記事が誘導分岐だったので移行