『憑依合体』(=生前優れた能力を培った死者の霊を、シャーマンが自身の肉体に憑依させる事で、現世にその力を再現する技術)を、さらに発展させたもの。
シャーマンが精神エネルギー『巫力』を用いて持ち霊に与える、様々な形態・能力を有した実体の呼称。
持ち霊には実体の核となる現世の物質『媒介』が必要になる。
シルバによると、シャーマンの肉体以外の物に「無理に霊を入れると入りきらずに溢れ出し」、溢れた分が巫力を糧に『O.S.』として顕現するらしい。
『憑依合体』では、使える持ち霊と発揮できる能力は、あくまで「優秀なだけの只の人間」の域を出ず、持ち霊の生前の力を完全再現した『憑依100%状態』のシャーマン同士で戦うと、ぶっちゃけ「持ち霊の強さ」だけで勝敗が決まってしまうことになる。
しかし『O.S.』は、持ち霊の魂を象徴する力がシャーマンによって再現されるため、巫力を大量に注ぎ込めば、「人間止まりの力」を遥かに超えた神業の如きパフォーマンスも可能になる上、人間霊のみならず動物霊や、それらがさらに進化した存在である精霊クラス・神クラスの霊の力すら使用可能になる。
ただし、霊にも『霊力』と呼ばれる力の大小があり、シャーマンと持ち霊の間に「巫力≧霊力」の関係が成り立たないと『O.S.』を満足に維持できず、シャーマンの精神が崩壊する危険もある。
PCに例えると、『憑依合体』における霊がソフトウェア、シャーマンがハードウェアに当たり、『O.S.』における媒介は増設ハードのようなものと考えられる。
霊・媒介・シャーマンの各々三つが、相性が良く質が高いほど強力な『O.S.』を作れる。
霊:年季と研鑽を積んだ霊ほど『霊力』が高く、強大で優れた能力を持つオーバーソウルが作れる。
媒介:霊の特性を象徴するイメージ・神秘性を備えた物ほど、安定したオーバーソウルが作れる。
シャーマン:精神がタフなほど丈夫な、イメージ力が柔軟なほど精密多才な、巫力が多いほど大きなオーバーソウルが作れる。
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