ルイセンコ農法とは、稲作初心者がやってしまいがちなNG農法のひとつ。
概要
ゲーム「天穂のサクナヒメ」における稲作はかなりガチめに作られており、農林水産省のガイドラインを見てやった方がいいとすら言われている。
さて、天穂のサクナヒメでは稲作の自由度が高く、冬でも田植えが出来てしまう。二期作をやっている地域もあるからと収穫サイクルを短縮しようとして冬に田植えをするが、本舞台では二期作を行うには適さない気候のようで冬の間十分な気温に晒されない稲は成長できず、最悪の場合枯れてしまう。枯れた稲は当然再生しないので米の収量は落ちる。
二期作は冬でも16℃以上の気温が必要なのだ。
名前はソ連の科学者トロフィム・ルイセンコが提唱した「春まき(秋まき)の小麦を低温処理すると秋まき(春まき)の小麦に変質させられるように、遺伝的な性質は後天的に変化させられる」というルイセンコ主義に由来する。
ルイセンコ主義はルイセンコがスターリンの支持を取り付け、反対派の生物学者などを片っ端から粛清したこともあって一時期ソ連でこれに基づく農法が大々的に行われたが、そもそも遺伝学に真っ向から反するものであったため大失敗に終わり、ソ連の農業に大ダメージを負わせたばかりか、ソ連における遺伝学やその他多くの生物学関連分野の研究に多大な損失を齎した。
なお、ルイセンコは失敗の理由をイデオロギーの話にすり替えるばかりで一切反省しなかったらしい。
関連項目
どちらも初心者がやりがちな失敗。