概要
とても大きなくちばしを持つ事で有名な鳥「オオハシ」をかたどった星座。なぜか枝をくわえている。
いわゆる大航海時代以降に作られた新しい星座で、神話やエピソードなどは特にない。
新入り星座は当時の画期的な発明品や珍妙な生物などを記念のように当てはめたものが多いので、「なんだこの鳥は!?よし、面白いから星座にすっか」的な感じだったのだろう。
特徴
本体にはくちばしあたりに名もなき3等星がある以外目立ったものはないが、足元に小マゼラン雲という銀河や「きょしちょう座47(NGC104)」という星団があるのが見所。
小マゼラン雲は我々の住んでいる「天の川銀河」から20万光年の距離にあるお隣さん(アンドロメダ銀河は約250万光年)で、きょしちょう座47はケンタウルス座のオメガ星団に次いで明るい星団。
それでも4等星程度で飛び抜けて明るいわけではないものの、視直径(見かけの大きさ)は満月並みだとか。
他にもいくつかの銀河を持ち、中でも「ISOHDFS 27」という銀河は現状もっとも重たい渦巻銀河とされる。その重さは天の川銀河の4倍、それまで知られていた最重量銀河の2倍だという。
見つけ方
日本ではつる座の下の方にあり、沖縄や小笠原、奄美大島といった南方の地域で地平線上にくちばしあたりがちょこっと見える程度。小マゼラン雲などはまず見えない。
南半球ならその小マゼラン雲やエリダヌス座のアケルナル、つる座のアルナイルなどを目印にすれば見当がつくだろう。
関連タグ
→南天の鳥の星座たち。このうちふうちょう座だけは沖ノ鳥島でもない限り絶対に見えない。
はと座→オプションとして木の枝をくわえてるのはいっしょ。こっちは日本でもバッチリ見える
スカイクロスの翔→きょしちょう座モチーフのキャラ