概要
夏色の砂時計とは2002年にPS2で発売されたアドベンチャーゲームであり、後にKSS(現・ソフトガレージ)でオリジナルDVDアニメが全2巻が発売された。村上水軍を絵師に迎え、通常のアドベンチャーゲームと異なり、時間が飛躍し、いきなり過去へ飛ばされたり、未来へ行く特徴がある。
プロローグ
神奈川県の江ノ電沿線に住む牧村耕太郎はボクシング部に所属しており、演劇部のマドンナ・芹沢香穂に好意を寄せ、恋人になろうと夢見る。一学期の終業式の夜、耕太郎は謎の人物とぶつかり、妙な粉を掛けられる。
翌朝、何と二学期始業式の「9月1日」(2002年当時、二学期の始業式は9月1日だった)に飛ばされ、耕太郎は香穂と恋人同士になったものの、そこで前日に香穂が交通事故で死亡した事を知る。
愕然とする耕太郎の前に30世紀の未来から来たタイムパトローラーを名乗るリージェンと名乗る美少女が現れる。
リージェンの説明によると、耕太郎はデイドロップ現象に巻き込まれ、様々な時間軸に飛ばされる体質となってしまった事を告げる。
香穂の悲劇を知った耕太郎はデイドロップ現象に足掻きながらも、未来を掴もうとリージェンと共に挑む
キャラクター
牧村耕太郎 主人公・ボクシング部に所属し、デイドロップ現象に巻き込まれる。
芹沢香穂(CV・水城奈々) メインヒロインで演劇部のマドンナ
瀬能あい 耕太郎の幼なじみでボクシング部のマネージャー。家は魚屋であり、まな板体系である。
川村真魚 下級生で、水泳の特待生。人見知りが激しいが、スランプに苛まれている。
巴 (CV・井上喜久子) 耕太郎の学校の教師で巴ちゃんと呼ばれている。耕太郎が並行世界から来た別人である事を見抜く。
リージェン(CV・折笠富美子) 30世紀から来たタイムパトローラー。物語の発端となる。
アニメ
2005年頃にKSS(現・ソフトガレージ)でオリジナルDVDアニメが全2巻発売され、正直ボリューム不足が悔やまれる内容だった。
余談(ネタバレ注意!)
- 当初はPCアダルトゲームとして企画され、ヒロインは助からない鬱ゲーになる予定だった。村上水軍が絵師なのもその名残である。
- 処が、オリジナルゲームソフトを求めていたプリンセスソフトがその企画を買収。PS2発売に合わせ、悲劇を阻止する展開となった。
関連イラスト
○○ に関するイラストを紹介してください。
関連タグ
時をかける少女 本作に影響を与えた作品その一
のぞみウィッチィズ 本作に影響を与えた作品その二
雨上がりの猫たちへ 00年代初頭に発売されたPCアダルトゲームで、本作に影響を与えた作品その三
メモリーズオフ 初作が該当し、メインヒロインが実は打倒不可能なラスボスだった事に物議を醸した。
君が望む永遠 此方も恋人が事故に巻き込まれるが昏睡状態の後に目を覚ます鬱ゲーの代表作。