「魔王ゼノンの命令ではない!その上のお方の意志なのだ!」
概要
永井豪原作の「デビルマン」に登場するデーモンの一人で魔王ゼノン率いる百の魔将軍の一人。百の悪魔から成るザン魔団の将で胸に四つの眼と大きな口を持っているのが特徴。
ファンにトラウマを植え付けたジンメンも彼の部下である(本人も自分がザン魔団の一員だと発言している)。
変身能力に秀でており、初登場時は蜘蛛の集団を操って明の学校に通っていた生徒たちを一時的に洗脳して襲わせた(その前に明にやられた不良たちも洗脳されていたが彼の攻撃で蜘蛛を潰され、正気に戻っている)。蜘蛛を一定以上倒された後は蜘蛛の体内から出てアメーバ状の姿で脅した後に姿を消す(愛蔵版ではラズバという別のデーモンに差し替えられている)。
その後、しばらく出番がなかったが人類への総攻撃中、サイコジェニーに敗北したデビルマンに止めを刺そうとしたデーモンたちの目の前に現れ、「デビルマンを殺すな。デビルマンを傷つけるな。」という大魔神サタンの意志を伝える。
不遇?
百の魔将軍の一人という重要なポジションにいながらシリーズごとに出番があるシレーヌと自分の部下であるジンメンと比べて全く出番がなく、魔王ゼノンに次いで出番に恵まれていない(しかもゼノンはOVAではシルエットのみながらも出ていたため、映像作品で出ていないのはザンのみとなる)。
PSゲーム「デビルマン」の第二編「悪魔狩り編」でようやくデビルマンと対決と思われていたが………実際はサイコジェニーが作り出した幻で本人ではなかった。
漫画でも再登場以降出番が全くなかったため、その後の動向は不明。おそらく最終戦争にも参加していたと思われる。ちなみに再販版ではこの出番もバッサリとカットされてしまった。
関連イラスト
原作で出番が少なかったこともありpixivでもそれほど多くはない。
関連タグ
魔王ゼノン:上司。彼も近年まで映像作品での出番が少なかった。
ジンメン:部下。コイツは上司である彼に比べて出番に恵まれている。
魔将軍ザンニン:テレビアニメ版に登場する同じ肩書を持つデーモン。