インスタ映え
いんすたばえ
写真共有SNSサイト「Instagram」に投稿した写真がひときわ映える、見栄えが良いなどという意味で用いられる表現。
概要
「Instagramにアップロードした写真、またはその被写体の見栄えが良い」、「おしゃれに見える」などの意味で用いられる言葉。2017年頃から急速に広まった。
被写体は料理、景色、建物、またはドレスアップした自分自身など多岐に渡る。
またInstagramにとどまらずSNS全体に対象を広げた「SNS映え」という表現や、「インスタ映えする」を略した「ばえる(映える)」のような派生語も生まれている。
「インスタ映え」を意識した施設や店舗などが増える一方で、「物は買わないけど写真だけ撮らせて」や「飲食店で注文した料理を撮影だけして一切手を付けない、場合によっては食べずに捨てる」などの弊害も発生しており、問題となっていた。また派生して、SNS本来の「思い出を共有する」という目的から逸脱し、自身のフォロワーを増やしたいが為にインスタ映えする被写体を求めて右往左往する人々を指す「インスタ蝿」という蔑称まで生まれてしまった。
さらに派生語である「ばえる」は翌2018年の新語大賞に選ばれた。
やがて…
ゴミを殆ど排出しない「映え」を意識する行為は、現在では推奨されつつある。
現在では「なんで元々綺麗な画像(例:余所行き用じゃない部屋着や、畑から取ったばかりの形が歪んだ野菜)を飾り付けるの?」「なんで外観以外も面白いのに、そっちの話題は取り上げないの?」(例:観光地に出かけた後の感想やあるあるネタ)と言った、「インスタ蝿」が流行語になった当時と別の批判も目立つようになった。