香菱(原神)
しゃんりん
人物
璃月港に店を構える食堂「万民堂」の新人料理人兼給仕。得意料理は激辛料理。
料理の才能は師匠で店主でもある父親が自分を超えると明言する程だが、彼女は伝統や既成概念に囚われない斬新過ぎる素材や製法で料理を作るため、「老舗」を重んじる璃月では窮屈になるとして修行の旅に出されている。
(本人も味にこそ絶対の自信を持つが、一般の理解を得難い事は自覚している)
ノープラン・フィーリングで料理を生み出す天才型に見えるが、実際は調理の過程で鍋を壊し、試食の過程で腹を壊し、そうした数多の失敗を経て名作を生み出す努力型。万民堂の名物「黒背スズキの唐辛子煮込み」は彼女の努力の末に生み出された傑作で、高級料亭と真っ向勝負できる味と言われる。
食の好みが合う北斗は彼女の料理を気に入っており、辛炎は実験作でも美味しく頂くお得意様。また、鍾離も彼女の料理とそれに対する熱意を高く評価しており、彼女が万民堂にいる時には他の高級料理店を差し置いて最優先で来るほど。一方であらゆる「熱」に弱い重雲にとっては彼女の料理は天敵だが、行秋に連れてこられては食レポを聞かされ生殺しを食らっている。
能力と戦術
長柄武器の手数の多さと元素スキルと元素爆発の反応の呼びやすさを活かし、ダメージを稼ぐアタッカー。「武器攻撃の会心率」と「元素反応」を意識して装備や立ち回りを考えるだけで、最終的なダメージが目に見えて違ってくる。また、設置型のスキルが揃っているため「元素チャージ効率」「元素熟知」を伸ばす事で炎元素をばらまく元素反応要員としても活躍できる。
- 元素スキル「グゥオパァー出撃」
(日本人の感覚ではタヌキ似の)パンダ「グゥオパァー」を設置し、火炎放射を(唐辛子のパワーで)しばらくの間行わせる。キャラレベルが上がり追加天賦が開封されると、消える際に取った味方の攻撃力を上げる唐辛子をその場に残すようになる。
- 元素爆発「旋火輪」
自身の周囲に回転する火炎の輪をしばらくの間展開する。これが他のキャラに交代してもその周囲に展開され続けるため、元素反応でさらなるダメージを誘発させる基点にするのに向いている。
余談
- 入手性と利便性
とにかく無課金ユーザーに優しい。彼女はガチャでももちろん獲得できるが、腕試しダンジョン「深境螺旋」の「深境回廊・第三層第三間」の突破報酬で獲得でき、同階層の評価を最高にしてクリアすれば、武器となる★4長柄武器の素材も手に入る。
また、彼女の伝説任務(キャラクエスト)では★4の攻撃系料理のレシピも習得でき、「攻撃系料理の調理を完璧に成功させた時、まれに料理を余分に獲得する」という彼女のパッシブスキルを有効活用できる環境も簡単に揃ってしまう。戦闘でもそれ以外でも、財布を傷めず大暴れできるので有効活用してみよう。
ただし全体から見ればまだまだ序盤とはいえど、深境回廊・第三層は新規ユーザーが一朝一夕で攻略できるような難易度ではないため、早期に香菱を確保するならば相応の準備が必要になることは覚悟して挑もう。
- 固定ボスとの相性
配布キャラである点を含めて、精鋭級の魔物の一種である固定ボス「無相の雷・アレフ」に対して特効と呼んでも過言ではないほどの相性の良さを誇る。単純に炎+雷の元素反応である「過負荷」が優秀であることもあるが、何よりも大きいのが最後処理のしやすさである。
アレフはHPが残り僅かになるとフィールドに3つの結晶(オブジェ)を出現させ、これを一定時間内に全て壊さないと残存してる結晶を本体が吸収し、その数に応じて回復してしまうため、これに手間取るといつまでも倒せない。しかもこの結晶は出現(制限)時間がそれなりにシビアで一つずつ攻撃していては間に合わなくなりがちである上に、炎・氷・風・岩の元素攻撃でしかダメージが通らないため、一貫してダメージ無効な雷元素はともかく、通常形態にはダメージが通る水元素と物理攻撃頼りでここまで攻略した場合はこの土壇場で詰むこともあり得る初見殺しな仕様となっている。
その点香菱がいれば、HPを削っているときはこまめに元素スキルを使いながらゲージを溜めて元素爆発が使えるように準備しておき、結晶が出た時点で手近な1個のそばに元素スキルでグゥオパァーを配置して自動攻撃させ、残りの2個は元素爆発で順次攻撃することで短時間かつ容易に全て破壊することができる。可能であればガイアなど氷元素キャラと併用して元素反応「溶解」や「超電導」で耐久デバフを掛けつつ戦えるとより効果的。
また、アレフは雷元素キャラの育成アイテムを集めるときだけでなく、一定の冒険ランクに至った際に上限解放のために攻略が必要になる、世界任務「冒険ランク突破」の最終ボスとしても登場し、しかも制限時間付きで戦うことになるため他の精鋭級ボス以上に短時間撃破への対策が必要であり、その分香菱の存在がより重要になっている。