概要
スプンタ・アールマティ、若しくはスペンタ・アルマイティとも表記される善神アムシャ・スプンタの一柱。
その名はアヴェスター語で“神聖なる敬虔・献身”、“心に従う者”を意味しており、“パフラヴィー語”ではスパンダルマドと呼ばれているほか、アルマイタやアラマイティとの名で呼ばれる事もあるとされる。
“敬虔”を司る女性の守護神の役割を持つ女神で、背徳を司る悪神タローマティやノーンハスヤの敵対者であり、スプンタ・マンユが創造した世界の七つの要素のうちの大地を守護する地母神としての役目も担っているとされる。
また、服従や献身、愛情といった女性的な概念を象徴し、あらゆる人間の霊的な母であり、善き者が善き思いを達成するのを手助けする為に肉体化して地上に降臨し、人々の救済に当たると言われている。
なお、一説には最初の人間ガヨーマルトの母だったとされているほか、後にその役割をアナーヒターに譲る形で女性の徳目を管轄する存在となったと言われている。
関連項目
アーラシュ:弓術を授けた英雄