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友情・努力・勝利の編集履歴

2021/01/03 18:42:41 版

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編集内容:「友情・努力・勝利」に直接言及したジャンプ作品

週刊少年ジャンプ』(WJ)は、全ての掲載作品にこの要素3つのうち「最低1つ」入れることを編集方針としているとよく言われる。

この原則は、同誌の前身ともいえる『少年ブック』から受け継いだものであり、元は小学校4年生・5年生を対象にしたアンケート(「一番心あたたまる言葉」「一番大切に思う言葉」「一番嬉しい言葉」)によって決められたものである。

たまに誤解されるが、「ジャンプの少年漫画はこの3要素を全て盛り込まなければならない」という訳ではなく、WJ連載作品でも全要素をまんべんなく兼ね備えた作品の方が少ない。

中でも軽視されやすいのは「努力」の要素で、例えば『ONEPIECE』では「勝利」、「仲間(=友情)」はしつこいほど推してくるが、「努力」は重視していない。近年のエンタメではいわゆる「俺TUEEE」のように、”努力”よりも“チート”が好まれる傾向にあるとよく言われ、ジャンプ作品でも主人公の成長の理由づけとして「現実では考えられない身体能力」、「何者かに特別な力を授けられる」、「親や先祖が英雄だったり、生まれつきのエリート」といった設定がしばしば持ち出される(主人公が上記の属性を持ち合わせた上で苦難に遭遇し、これを乗り越えるといったストーリーもよくあるが)。

「『こち亀』のどこに友情・努力・勝利があるんですか?」という具合のツッコミがされることもあるが、実際3要素の一つも入っていないジャンプ作品も結構多い。ジャンプ漫画賞の公式アカウントでは、この3原則について「公式で掲げた原則ではない」「あってもなくてもどちらでもいい」とコメントしている

この傾向は最近に始まった話でもなく、ジャンプ黄金期を現出した編集者のひとり鳥嶋和彦(元WJ編集長)は「友情」「勝利」を「子供にとって正しい」としつつも、「努力」については「子供は好きじゃない、むしろ大嫌い」「全く無意味ですね。あんなのはバカが言うこと」と言下に否定している。ただし鳥嶋の担当した『ドラゴンボール』などの作品でも、主人公が強くなるプロセスはしっかりと描かれている(鳥嶋はこれを「努力」と定義してはいないが)ので、この鳥嶋の見解には疑問の余地がある。近年のWJのヒットコンテンツである『鬼滅の刃』は、歴代のジャンプ作品の中でも珍しく、3要素の中で「努力」の見せ方に最も重きを置いた作品であり、「三大要素への原点回帰」と評する声もある。

各原則

友情

味方のために尽くす、チームワークを重視する、味方の仇討をする、相手を思いやる(愛情)、などといった、行動を重んじるもの。

努力

一つの目標に向かって努力する。

勝利

敵に勝つこと、スポーツ・格闘などで勝利することを重んじるもの。

「友情・努力・勝利」に直接言及したジャンプ作品

銀魂 とっても!ラッキーマン

友情・努力・勝利の編集履歴

2021/01/03 18:42:41 版

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編集内容:「友情・努力・勝利」に直接言及したジャンプ作品