風と大地と天が呼ぶ!
私はオタンコナス社製、超汎用パワードスーツ、ドッコイダー!
燃える炎の熱血α波は、誰にも負けない!
概要
CV:浪川大輔
システムモニターに選ばれた青年桜咲鈴雄が、宇宙の零細玩具会社オタンコナス社が開発した汎用パワードスーツ「スットコドッコイ」システムを装着して変身した姿。
なんで、玩具会社がパワードスーツなんかを開発したのかといえば、それは宇宙少子化と宇宙大不況で年々厳しくなってなっていく市況に巻き込まれた社の状況に起死回生の一手をかけるため、宇宙警察の装備コンペに食い込みつつコンテンツビジネスを目論んだため、という非常に世知辛い事情がある。
宇宙犯罪者を逮捕するために日々奮闘するも、運動能力やバランスが極端に鈍く着地の際に頭から落ちるほか、他ならぬ鈴雄自身の記憶力が悪いため技の発動に必要なモーション(入力コマンド)をなかなか覚えられず、そもそも技の名前(これも入力コマンド)が長く早口で言いきらないと敵を倒せない(技名を言っている間に反撃されたり逃げられたりする)など、いろんな意味で欠点(どころか、ここまでくるとむしろ穴)だらけのシステムだったりする。そもそも地球人である鈴雄から見てもダサい&芋臭い。(たぶん、名前からデザイナーはこの人)
しかし最大のチートとして装着者の能力を意図的かつ無尽蔵にカンストオーバー(レベルキャップ解放)させ、テンションを最高潮に上げる「燃える炎の熱血α波システム」が装備されており、それは装着者の本気度によってその真価を発揮する……という触れ込みなのだが、鈴雄のスーツはモニター用の試作のために不具合でブッ壊れている(アニメ版と漫画版では組み込み忘れている)。
もっとも鈴雄は「熱血α波」の説明を真に受け、システムに組み込まれた鈴雄だけに聞こえるBGMによってプラシーボ効果を発揮し、結果として同様の効果を得ている。
ちなみに処刑用BGMである「熱血αドッコイダー」(作詞:阿智太郎/作曲:蓜島邦明)は、主題歌よりも先にカラオケに登場した。