エスカレーション
えすかれーしょん
曖昧さ回避
- 段階的に拡大していくこと、度合を激しくすること。
- 対立する国家同士が敵対行為のレベルを上げていくこと。
- 上位の管理者に対応を仰ぐこと。
- フェアリーダストが製作した18禁アニメ。本項で解説。
アダルトアニメOVA『くりいむレモン』の1シリーズで、レズビアン(同性愛)とSMが主な作品。全3作。
小説化、ゲーム化、実写化など、色々とメディアミックス展開した。
物語
母と憧れの家庭教師の情事、その現場を目撃してしまった小松崎リエは男性不信に陥り、
全寮制のカトリック系学園へとやって来る。
その新学期の初日、代表挨拶をする学生会長の早川ナオミの姿に憧れを抱くリエ。
さらに一週間が過ぎ、新しい学園生活にも慣れ始めたリエの前に、憧れのナオミ先輩が現れた。
ナオミはリエを礼拝堂の中に導き、そこでリエにキスをした。突然のことに驚くリエだったが、憧れていたナオミの求めに応じ、その場で身をまかせてしまう。
正式な部屋割りが決まり、ナオミと同室になって舞い上がるリエ。その夜、二人は再びみだらな時を過ごす、ナオミのテクニックに翻弄され、かつてない快感を味わって気を失うリエ。
だが、リエが目覚めた時、周囲の状況は一変していた。
同級生のミドリとナオミによって緊縛され、バイブで弄ばれているリエ。
そして、ナオミそんなリエに、自分のペットなることを強要するのだった・・・。
シリーズ
- 第1作目「エスカレーション 〜今夜はハードコア〜」:1984年9月10日に発売。
- 第2作目「エスカレーション2 〜禁断のソナタ〜」:1985年5月25日に発売。
- ナオミが学校を卒業して寂しい学校生活を送っていたリエの元にナオミから招待状が届く。そのナオミの別荘でレズとSMが繰り広げられる。
- 第3作目「エスカレーション3 〜天使たちのエピローグ〜」:1987年2月21日に発売。
- 学校卒業を目前にしたリエの前に、問題児的な新入生アリサが現れる。卒業式の後、ナオミの別荘に招待され、そこで再びレズ行為が繰り広げられる。リエとナオミの立場が逆転していく。
- 「エスカレーション ディ・リーベ」:新世紀くりいむレモンシリーズとして、2001年7月27日に発売。上記の旧エスカレーション3作品のリメイク版。
- この新シリーズでのリエは学園の学生総代を務める最上級生で、新入生のトモエをかわいがる。
登場人物
小松崎リエ
シリーズ通しての主人公。
家庭教師の男性に心寄せていたが、母親との情事を見てしまい男性不信に。以後、全寮制の女子高に転入。入学式の際にナオミに目を付けられた後、ナオミのペットとなる。
詳細は当該記事を参照。
ミドリ(大森碧)
ナオミの、最初のペットとなった少女。ポニーテールの髪形で、勝気で釣り目気味の表情。実家の家庭環境がやや複雑らしく、中学の時にはかなり荒れており、色々あって全寮制の(この物語の舞台となる)女子高に入れられたらしい。
物語の開始時点で、既にナオミから色々と調教を受けていた様子で、ナオミには従順。
最初にナオミがリエに奉仕させる際には「一緒にめちゃめちゃにしたい」と、自分から混ざっていた(一作目)。
また、二年に進級した時は、卒業したナオミと離れ身体を疼かせているリエに悪戯し、愛撫するなどしていた。どうやらリエを遊び半分で自分のペットにしようとしていたものの、それを見通していたナオミに縛り上げられた後に鞭を受け、改めて調教を受ける。その後、真理と肌を重ねていた(二作目)。
三年生に進級した後は、リエがアリサに手を出した事から、自身が独自にアリサに接触。劇中では語られていなかったが、どうやらアリサにリエとナオミの事を教えた様子。それとともに、リエの愛撫を受けて絶頂した後のアリサとキスして、肌を重ねていた(三作目)。
卒業後の進路は不明だが、二作目で本人の口から「(実家の都合で)またどこかの学校に入れられるだろうなあ」と言っていた事から、大学に進学したものと思われる。
他者の情事を見て興奮し、自慰を行う癖があるらしく、二作目ではリエと真理が調教を受け感じている様子を見て欲情。自分で自分を慰め、最後にはナオミの父親に抱きつきキスをしていた。
三作目では、リエがアリサを愛撫する様子を見て欲情、ナオミに見られつつ自分の下半身に手を伸ばしていた。
工藤真理
二作目から登場する、リエの友人。ツーサイドテールの髪形が特徴。
二作目で、裸で縛られて天井から吊るされ、リエとともにナオミの調教を受ける。言葉責めをされたのちに鞭を受け、縛られたままでリエに股間を執拗に舐められ、さらには乳首に洗濯ばさみを挟まれる。そのままリエの舌の前に絶頂し気絶。その後、ミドリと絡む。
当初は嫌がっていたが、事後には調教を受け入れたらしく、「また皆でナオミお姉様の家に遊びに行きましょ(=一緒にナオミの調教を受けたい)」というリエの言葉に、赤くなりつつも喜んで同意していた。
三作目で、三年生に進級した彼女は、リエと同室に。
リエがアリサを裸にして愛撫し始めているところにでくわし、アリサを平手打ちし部屋から追い出す。その日の夜に、真理の方からリエに「抱いて」とねだり、リエと肌を重ね、愛撫を受けて絶頂する。その後、実は家の都合で、卒業式前に寮から出て引っ越ししなければならない事を告げ、リエに見送られて別れる。
栗本アリサ
三作目に登場する、一年生の問題児。
ショートカットの髪形で活発な性格。しかし、恋に恋するお年頃らしく、シスターをてこずらせたらしい。
「口づけってしたことあります?」と生徒会長をしていたリエにたずね、自分から唇を重ねて来た。
しかし、リエから逆にディープキスを受け、更には服を脱いで全裸になるように言われ、それに従う。
愛撫を受け始め、感じ始めたところに真理が来て、その場はうやむやに。しかし直後にミドリにつかまり、その事情を聴き出される。
後に、リエの卒業祝いのパーティにて。裸になってリエの前に用意され、ナオミとミドリに見られながらリエの愛撫を受け絶頂。その際には放尿して気絶してしまった。
リエとナオミが愛し合うために別室に向かった後、ミドリと別室に移る。その時にミドリから「あなた、お姫様みたいで素敵ね」と言われた後にキスされた。そのまま、肌を重ねたものと思われる。
ラストシーンで、卒業するリエから、彼女が来ていた制服を受け取るが「要らないんだけどなー」と口に出してしまう。しかし、制服とともに渡されたリエの写真は気に入り、見とれていた。
小説版ではエピローグにて。進級した後、リエの制服に袖を通しつつ生徒会長を務める様子が描かれていた。ナオミやリエ同様に、後輩の少女をペットとして調教しつつ、お姉様として愛している様子。学校内の礼拝堂でも「あの(後輩の)子が、虐められる悦びを知りますように」と心の中で祈っていた。