スプーキー(Conker)
すぷーきー
概要
現金集めもだいぶ進み、ひとまず行けるところめぼしいところはあらかた回収したコンカーが辿り着いたのは、丘の風車の入口で待っていた1台のタルであった。
現金を支払えばタル乗りをさせてやろうと意気揚々に誘ってくるこのキャラクタ化されたタルをいぶかしげに眺めつつも、その場の流れからタル乗りを渋々承諾したコンカー。
ここまで来る道のりに待ち構えていた凶悪ミミズを逆にあっさり轢きつぶしながら、来た道を一気に降りるコンカーだったが、スピードを出し過ぎて振り落とされ、気を失ってしまう。
気づけばあたりはすっかり夜になっていた。
そして、自分が気を失っていた場所からすぐの、川の下流を塞いでいたフェンスがタルによって破壊されていた。
興味本位で入ってみるコンカーだが、地下水路の洞窟が落盤を起こし、後戻りできなくなってしまう。
そこに現れたのが死神のグレッグ。なんでも、彼が言うにはこの先に古びた大きな屋敷があるらしく、そこにはコンカーの先祖がかつて住んでいたという。となれば、現在その先祖が生きているはずもないので、遺産が転がり込んでくることは確実と踏んだコンカーは喜び勇んで屋敷に向かうことに。
しかし現れたのはゾンビの群れ。
これを倒すのに必要なのが、グレッグからもらったショットガン。無尽蔵の生命力を持つこのゾンビを倒すには、近距離でヘッドショットを決めるしかない。
そしてストーリーモードで初めて、コンカーが銃器類を持ち運んで戦うのがこのチャプターとなる。
ゾンビの群れを片付けると、意味深なグレッグの警告もよそに屋敷へ突入したコンカーだが、「遺産どころじゃない」というこの警告に違わぬ展開が待ち受けていた。
先祖は確かに死んだ。
しかし、吸血鬼として現在も活動を続けていたのであった。
さらにこの吸血鬼に目をつけられ、コウモリに姿を変えられてしまう始末。
そのうえ、この子孫にしてこの先祖ありというか、コンカーをこきつかって付近の住民を捕まえさせる命令を言い渡す。
コウモリになったコンカーは、ちょうど屋敷を襲撃にやって来た住民を捕まえては、破砕機に放り込むと、その破砕機から自動ポンプで血液が回収され、血液が天井近くの蛇口から出てくる仕組み。
先祖はその血液を、何の苦労もせずに蛇口に口をつけて待っているという横着振り。
しかも足を縄で固定して、労力なくぶら下がっている始末。
おまえのような吸血鬼がいるか!!!
しかし奢れる者は久しからず。
調子に乗って血液をのみ続けた先祖は、やがて腹が膨れすぎてしまい、その体重で縄が切れ、自ら破砕機に落下して今度こそ完全に死亡。
かくして先祖の呪いで変身させられていたコンカーも、元の姿を取り戻したのであった。
ところがここで終わらないのがこのチャプター。
破砕機にかけられて全身砕かれたはずの住民たちがゾンビとして蘇り、コンカーを襲い始めたのである。ここで地形を味方にうまくショットガンを使いこなすコツが求められていく。
屋敷の出口にかかった鍵を見つけ出し、全てセットのうえで入口を開け、脱出するまでが戦いとなる。