「姉じゃなく兄だったら顔面殴ってるのに…」
CV.中村悠一
概要
黒木智子の弟。
姉よりも成績が良く、社交性も生活力もあり、サッカー部のレギュラーを務める運動神経と優れたルックスを有している上、姉と血が繋がっているのが不思議なほどに気遣いができる(ただし、血統なのかヤンキーに対しては、姉と同様に偏見がキツめ)ため、当然の如く友達が多くて異性にモテる、スクールカースト上位に位置する少年。
目つき(だけ)は姉に似て悪く、同じように眼の下にクマがあるが別に寝不足気味というわけではない。むしろ智子と違って男子ゆえに(本人が普通程度には身だしなみに気を使っているのもあり)、クールな印象を人に与える。
あえて欠点を挙げるなら、運が悪い。
姉の突然の思いつきや珍妙な行動に付き合わされて酷く困惑しているが、決して見放すことはなく、話も聞いてくれる、むしろ人格者。あまりに酷い時には手(足)も出してしまうが彼曰く、ちゃんと手加減はしているらしい
姉弟関係
本人に自覚は無いが、“悪い意味で”姉を意識し過ぎている(させられてしまっている)一種のシスコンである。『高校』という活動範囲が重なっており、加えて姉のメンタル/フィジカルの弱さを誰よりも知っているため、結局作中において智子に一番過保護なのは、実は智貴であると言っても過言ではない。
その他、友人に「あの女子グループに凄い美人がいた」と言われれば真っ先に姉の事であると勘違いし、すぐさま「ただのチビ」と否定するなど、目で自然と追って“しまって”いる。
なお、姉を口頭(および思考)で呼ぶときは、「こいつ」「お前」だが、スマホには「姉ちゃん」と登録している。
黒歴史
姉には暴言を吐いたりしているが、幼少時代のころはお姉ちゃん大好きっ子であった。
子供の頃のアルバムやビデオを目にしてしまった場合には、あまりにもあまりな現実に叩きのめされ、心底から凹むはめになる。
だが、悪い思い出ばかりというわけでも無いようで、姉のふとした言動から、昔日の残照に目を細めることも稀にある。