概要
スズキ系に属する魚類の1つ。
古くは独立目とされたりカサゴ目に入れられたりしていたが、カサゴ目解体とともにスズキ目に含まれた。外見からホウボウらとの近縁性が言われたが、骨格やDNAは大きく異なっており、トゲウオ目やマトウダイ目との近縁性が指摘された。
インド太平洋の温暖海域に広く分布。浅瀬から深層に至るまで生息深度は様々。
20cm程度に成長するが、大きいものでは40cm近いものも知られる。
大きな胸鰭が特徴的。これを用いて滑空するように泳ぐ他、敵に襲われた際に勢いよく広げて驚かすこともできる。
胸鰭の近くにある糸状のものは腹鰭で、これを足のように使ってちょこまかと「歩き回る」行動をとる。
多くは単独で生活しているが、若いものでは群れを作って身を守ることが知られている。