概要
大型の蠍の1つ。
30センチ程度に成長すると語られるが、17~20センチ程度のことがほとんど。また、世界最大の蠍とよく言われるが、実際はアジアンフォレストスコーピオンの一種の方が大型であり、厳密には世界最大級の蠍という表現が正しい。
触肢が著しく発達しており、ヤシガニのような印象を受ける。
他のサソリ同様毒針を持つが、毒は弱く、刺されば痛いものの毒自体の痛みは殆どないと語られる。
触肢(俗にいうハサミ)が強いことで知られ、ボールペンをへし折ったという話が有名。(ただし、これは多少の脚色があるという意見も)
ペットとして飼育されることが多い種で、大人しく飼いやすいため人気が高い。
ただしおとなしいとはいえ挟まれれば大変なことになるので注意が必要。
闘虫映像において
虫王や虫皇帝では、常連のメンバーであり、最初期からの古参虫である。「蠍界の皇帝」の二つ名に相応しく、総合的にも高い実力を誇るのだが、優勝経験がない故にに「無冠のダイオウ」と弄られたり、また性格が大人しい故に、戦闘も逃げもせずただ水槽内を歩き回るという泥試合を作り出してしまうことがある。逆に、本気で怒らせたり、対戦相手を捕食しようとした時は、容赦なく相手を殺そうとしてくる。
主な戦闘スタイルとしては、毒針を相手に突き刺すよりも、高い破壊力を誇る触肢で相手を挟み潰すというもの、実際にシロスジカマキリは顔面が潰され、オサムシは首をねじり折られ、国産カブトムシは顔面ごと角をへし折られている。また、相手を挟み潰さずとも、その挟むのパワーは圧倒的で逃げようとするネプチューンオオカブトを脚を挟んで押さえつける程のパワーを誇る。触手は攻撃に用いずとも巨大なので、盾のように使うことで、相手の攻撃を上手く防ぐのにも有効であり、ムカデとの戦闘において有利に戦うことができる。
オオエンマハンミョウやヘラクレス・ヘラクレスに判定勝ち、マルスゾウカブトを毒殺したりと
毒虫軍のエースの実力は非常に高い。