概要
大型の蠍の1つ。
30センチ程に成長すると語られるが、実際は17~20センチが殆ど。
世界最大の蠍とよく言われるが、実際アジアンフォレストの方がより大きく成長するため、厳密には世界最大級。
ハサミが著しく発達しており、ヤシガニの様な印象を受ける。
他のサソリと同じく毒針を持つが毒は弱く、刺されたら痛いが毒の痛みは殆どないと言われる。
触肢(ハサミ)の力が強く、ボールペンをへし折った話が有名。(脚色があるという意見も)
ペットとして飼育される事が多く、大人しくて飼いやすい為人気が高い。
ただし、挟まれれば痛いので注意が必要。
2021年現在、ワシントン条約やケニア便の規制により流通が激減し、国内のブリード品が殆どを占めている。オークションサイト等では1万円以上で落札される事もあり、今ではマニアによる飼育が多い状況である。
闘虫映像では
虫王や虫皇帝の常連であり、最初期から登場している。「蠍界の皇帝」の異名に相応しい高い実力を持つが、優勝経験がない故「無冠のダイオウ」と弄られたり、性格が大人しい故、戦闘も逃げもせず、水槽内を歩き回る泥仕合になる事がある。
逆に本気で怒らせたり、対戦相手を捕食する時は、容赦なく相手を殺す。
戦闘スタイルは、毒針を相手に突き刺すよりも、強力なハサミで相手を挟み潰す。
実際カマキリは顔面が潰され、オサムシは首をねじり折られ、国産カブトムシは顔面ごと角をへし折られている。また、相手を挟み潰さずとも、挟む力は圧倒的で逃げようとするネプチューンオオカブトの脚を挟んで押さえつける。
大きなハサミを盾の様に使う事で相手の攻撃を防げる為、ムカデとの戦いで有利。
肉食昆虫の中で最強のオオエンマハンミョウや甲虫最強のヘラクレスオオカブト(ただし戦ったのは老個体と思われる)に判定勝ち、マルスゾウカブトを毒殺する等、相当の実力者。