概要
主人公が投獄された魔帝国ガナンの領内にあるカデスの牢獄で初登場する。彼は囚人らのまとめ役をまかされた人物であり、自分の獄舎と隣に収容された主人公に獄中の仕事や施設などを教えてくれる。アギロは帝国兵に恭順しつつ、巨大な設備を回させられるなどの重労働や、反抗した罰としての処刑に疑問と憤りを感じていた。
ある日、仲間の囚人(サボっていた囚人服の男性)がギロチンで殺されかけたのを見たアギロは「我慢出来ない」と暴れだし、帝国の処刑執行人を殴ってしまう。彼は主人公がグレイナルから譲られた通行証・『ガナンのもんしょう』が結界を無視して通行できるアイテムであることを知り、ついに決起を起こしたのだった。
アギロに命を預けていた囚人達も一斉に暴れ、主人公と仲間(セントシュタインに行けば連れて来られる)の活躍で牢獄を指揮していたゴレオン将軍も倒された。その際、アギロが奪い返した『アギロホイッスル』を吹くと、天の箱舟に乗ったサンディがやって来た。実は、アギロこそ彼女が「テンチョー」と呼ぶ、天の箱舟の運転士だった(その時、アギロがビシッと名乗るのだがサンディにドン引きされる)。
その後、捕まった天使達を助け出して長老オムイの元に送ったり、神の国に一同を送るなど名運転士として腕をふるうが、エルギオスを倒すために人間になる必要に駆られた主人公を叱咤して敵地に突撃し、ついに世界を救う大業を助けることに成功する。
世界を救った後、人間になってしまった主人公の目に見えなくなるのを嫌がるサンディを窘め、アギロは静かに箱舟を操り、消えていったのだった…。
エンディング後
エンディングを迎えた後、あるクエストをクリアするとサンディともども再会できる。その時にホイッスルを主人公に譲り、天の箱舟を操作できるようにしてくれる。
宝の地図ボス版グレイナルの話によるとかつてグレイナル、バルボロスと一つの存在だった聖なる心アギロゴスというのが存在しており、アギロとの関係性が示唆される。
後にアギロゴスはテリワン3Dに登場。
余談
攻略本には、鳥山明氏による「ガンコ職人をイメージし、上、下半身のアンバランスを表現した」とのコメントが寄せられている。
牢獄内で一緒に行動してくれるが、仲間にはならない。だが、武装している帝国兵を殴り倒した際、その怪力を恐れられている。その時、アギロは丸腰&素手だった(帝国兵はキラーアーマーやナイトリッチ、ゾンビナイトなどで構成される精鋭モンスター)ので、相当な戦闘力を秘めていると思われる。
次回作であるXではクリスマス限定イベントでサンタの格好をした「聖天の使い」として登場する。