はじめよう。日常を変える冒険を。
概要
『レスレリアーナのアトリエ 〜忘れ去られた錬金術と極夜の解放者〜』とは、2023年9月23日に配信が開始されたシネマティック錬金術RPG。
アトリエシリーズの25作目であり、本編作品としては初のiOS/Android用ゲーム。Steam版は2024年1月10日にリリースされた。
公式の略称は「レスレリ」。
開発・運営はコーエーテクモゲームスのガストブランドに加えて、TeamNINJAブランドとアカツキゲームスが担当する。しかしアカツキゲームスは2024年8月31日に離脱し、それ以降はコーエーテクモの単独開発となている。
ストーリー原案には『アカメが斬る!』や『結城友奈は勇者である』で知られるタカヒロ氏を起用。
また「アトリエ」シリーズ監修として、元ガスト所属でシリーズの生みの親である吉池真一氏も参加しタッグを組む。
4年ぶりの完全新規シリーズではあるが、歴代作品に登場した様々なキャラクターが「異邦人」として集結し、主人公たちに手を貸してくれる。
またこれまでのアトリエシリーズにはあまり登場しなかった本格的なヴィラン(敵キャラ)達が登場している。
ゲームシステム
戦闘はタイムライン制。行動順を読みながら、さまざまな効果をもつ「効果パネル」をどう獲得するかが戦略の鍵。
調合したアイテムを使ったり、キャラクターごとに3つ割り当てられたスキルを使い分けたりし、戦況を有利に進めよう!
バーストスキル(必殺技)はド派手な演出で爽快感抜群!アトリエシリーズではお約束の調合と素材の採取もスマホゲーム風になっている。
ストーリー
かつて――
ほうき星を天に仰ぐ王国・ランターナには、ほうき星よりもたらされる恵みを利用した技術があった。
その名は『錬金術』。そして術の使い手を錬金術士と呼んだ。
錬金術の力により、王国はめざましい発展を遂げた。
しかしほうき星が姿を消していき、恵みが得られなくなると共に錬金術は徐々に衰退し、
やがて人々の記憶から忘れ去られていった。
時は流れ、ランターナの片隅で二人の少女が運命の出会いを果たす。
一人はレスナ。錬金術に希望を見出した彼女は、その奇跡の源が眠るという
『果ての大陸』を目指し王都へと向かっていた。
一人はヴァレリア。記憶を失い貧民街に住む彼女は、
『月影の会』の冒険者として荒事をこなす日々を過ごしていた。
そんな二人の背後に、謎に包まれた組織『極夜の錬金党』の影が迫る。
様々な思惑が交錯する中で、二人はやがて大陸に眠る真実へと近づいていくことになる。
登場人物
本作のキャラクターデザインは、レスナたちを海鵜げそ氏、ヴァレリアたちをtokki氏が担当。
またヴィランキャラクターは、「不思議」シリーズでおなじみのNOCO氏が担当する。
主人公たちとその周辺人物
- レスナ・シュテルネンリヒト(CV:白砂沙帆)
本作の主人公。錬金術をこよなく愛する駆け出し錬金術士。
本作のもう1人の主人公。記憶喪失の謎多き戦士。
レスナの親友。王国一の騎士を目指すハンマー使い。
レスナの錬金術の師。厳しくも優しい良い師匠だが、私生活はずぼら。
レスナが王都で出会った自称「男前な冒険者」。偽名疑惑がある。
王国に仕える『白夜の騎士』のひとり。「竜狩り」として知られる。
ヴァレリアの相棒。戦闘は得意では無いが、頭の回転は速い。
行商を営む健気な少女。ヴァレリア、ハイディと共に暮らしている。
飲んだくれの元船乗り。フロッケを天使と崇める。
- エレン・K・セントブルグ(CV:瑞沢渓)
期間限定イベント『レスレリ学園』で初登場したキャラで、かつて自警団に所属していた謎の少女。その風貌、名字、性格、バーストスキルの演出からある人物との関連性が示唆されるが現時点では不明。
ヴィランキャラクター
月影の会
王都の貧民街に拠点を構えている非公認ギルド。正規の報酬を払うことができない貧民街ならではの依頼を斡旋する一方で、公認ギルドでは扱うことができない危険な依頼や違法な依頼も取り扱う。 掟に厳しく、規律を破るものは監視者によって処罰を受けることとなる。
会の規則を乱した者を処分している処刑人。その仮面の素顔に隠れた顔を見たものはいない。
- オリバー
月影の会の会長。月影の会の任務を受けているヴァレリアに興味を持っている模様。
極夜の錬金党
錬金術士を中心としたメンバーにより構成されている、各々の目的を果たすため、利害の一致によりチームを組んでいる集団。
各地で素材の独占・強奪を行っているため犯罪者として指名手配されているが、その目的は明らかになっていない。裏社会では要注意の集団として恐れられている。
歴代キャラクター
『マリーのアトリエ』 |
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『エリーのアトリエ』 |
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『リリーのアトリエ』 |
『ユーディーのアトリエ』 |
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『ヴィオラートのアトリエ』 |
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『マナケミア』 |
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『マナケミア2』 |
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『ロロナのアトリエ』 |
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『トトリのアトリエ』 |
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『メルルのアトリエ』 |
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『アーシャのアトリエ』 |
『エスカ&ロジーのアトリエ』 |
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『シャリーのアトリエ』 |
『ソフィーのアトリエ』 |
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『フィリスのアトリエ』 |
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『リディー&スールのアトリエ』 |
『ライザのアトリエ』 |
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『ライザのアトリエ2』 |
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音楽
作曲陣には、柳川和樹氏と三武亜紗美氏に加えて、シリーズ初参加となる篠田大介氏、稲毛謙介氏、比良彩那氏の三名が参加。
またボーカル楽曲のみのゲスト参加として、水上浩介氏とドリームモンスター所属の音楽家数名が参加している。
そのほか歌唱アーティストとして霜月はるか氏、佐々木李子氏、SAK.氏、セレイナ・アン氏の参加が発表されている。
主題歌
最果てへ
歌唱:reche
作詞:柿沼雅美
作編曲:水上浩介
関連動画
プロモーションムービー第1弾
プロモーションムービー第2弾
システムPV
ストーリートレーラー
シネマティックトレーラー
炎上
10連ガチャが当初は6000円であり大勢のユーザーが「高すぎる」と怒りX(旧:Twitter)などではそれを不満に持つコメントが多かった。その事を受け運営側は公式に謝罪し、10連ガチャを3000円に引き下げ全ユーザーに星導石3000個を配布した(また有償だが10連1500円ガチャも実装している)。
また2023年11月8日にはTikTokで上がっていた「ソシャゲ女子の理想と現実」の動画内容が「ユーザーを財布にしか思ってない」等という理由で炎上してしまい運営が公式Discordで謝罪をしTik Tokのチャンネルも削除する自体となった。
余談
2023年9月23日~10月13日までの日本におけるApp Storeのレーティングで、星5が70%以上を占める高評価を獲得。リリースしてから一ヶ月弱で300万DLを達成し『Google Play ベストオブ 2023ユーザー投票』でも上位に食い込んでいる。
2024年9月27日に東京ゲームショウ2024のイベント内で、2025年に発売予定の関連作「紅の練金術士と白の守護者 〜レスレリアーナのアトリエ〜」が発表された。
本作に引き続きダブル主人公制で、『エスカ&ロジーのアトリエ』以来12年ぶりの男女主人公となる。ストーリーは同じ大陸を舞台としたまったく新たな物語との事。
関連タグ
コーエーテクモ ガスト(メーカー) TeamNINJA アカツキ(ゲーム会社)
アトリエクエストボード / アトリエオンライン:過去に配信されていた、アトリエシリーズのスマートフォン向け作品。いずれの作品も当記事のゲームとは大幅に異なった雰囲気・作風・内容である。
無双☆スターズ:コーエーテクモが過去に携わっていた作品でストーリー展開が似ている。アトリエシリーズからは当時世代が新しかったソフィーとプラフタのコンビが参戦している。
Fate/SamuraiRemnant:同社が『TYPE-MOON studio BB』と共同開発しながらレスレリのリリース直前に販売したゲームで、その影響かどことなく似たような雰囲気が漂っている。
HYKE:Northern Light(s):制作に携わっていたアカツキゲームスが本作から離脱後に開発した分家的な作品。そのため世界観や雰囲気が似ているがゲームのシステムは全くの別物。
ブルーリフレクション燦:レスレリと同プロデューサーである細井順三氏が同時期に携わっていたソシャゲ(レスレリがリリースしてから半年後にサ終)でキャラクターデザインはアーランド編を担当した岸田メル氏。なお当該記事のレスレリとは共通するコンセプトがある。