概要
2013年6月27日にPS3用に発売されたゲームソフト。正式名称は『エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~』。2015年1月22日にはPSVita版『エスカ&ロジーのアトリエ Plus ~黄昏の空の錬金術士~』が発売された。ジャンル名はどちらも「旧約錬金術RPG」。
「アトリエシリーズ」の第15作目(外伝的作品を除く)で「黄昏シリーズ」第2作目。『アーシャのアトリエ』は前作、『シャリーのアトリエ』は続編にあたり、共通して登場するキャラクターも存在する。
今作ではエスカとロジーのふたりのうちから主人公を選ぶことになる。アトリエシリーズで主人公選択制が採用されたのは、第10作目の『マナケミア2』以来5年ぶり。どちらの主人公を選んでもエスカとロジーのふたりとも登場し、ストーリーにも変化がないが、「エスカ編」「ロジー編」でそれぞれ各イベントに対する考え・関わり方がことなって描写される。
2014年4月からは同名のアニメが放送された。アニメーション制作はStudio五組。ストーリーの大筋は変わらないが、アニメオリジナルの話も多く描かれた。
漫画版は株式会社KADOKAWAの電撃マオウ2013年12月号~2015年1月号にて連載された。
作画は阿倍野ちゃこ。電撃コミックスNEXTより単行本全2巻。
ストーリー
「中央」から遠く離れた辺境の街・コルセイト。ここで生まれ育ち、母から受け継いだ錬金術を使って人々の役に立とうとするエスカと、人手不足の話を聞いて中央からやって来た錬金術士のロジー。コルセイト支部開発班で相棒となった新人役人コンビは、コルセイト発展の原動力とも言える空に浮かぶ遺跡、通称「未踏遺跡」への到達を目指して、個性豊かな仲間たちとともに黄昏の空へと飛び立つ――。
登場人物
エスカ・メーリエ(CV:村川梨衣): 物語の舞台コルセイトで生まれ育った、錬金術士の少女。
ロジックス・フィクサリオ(CV:石川界人): 中央からやってきた錬金術士の少年。愛称はロジー
アウィン・サイドレット(CV:赤羽根健治): エスカの従兄で気球の整備士。
スレイア・ヘーゼルグリム(CV:喜多丘千陽): 歴史研究家の女性。
レイファー・ラックベリー(CV:増谷康紀): さすらいのトレジャーハンター。
ルシル・エルネラ(CV:本多真梨子): 主人公二人の後輩となる少女。
リンカ(CV:小清水亜美): 開発班の先輩。前作に引き続き登場。
ウィルベル・フォル=エルスリート(CV:瀬戸麻沙美): 大魔法使いをめざし修行中の少女。
ミーチェ・サン・ミュッセンブルグ(CV:村中知): 中央から派遣された監察官。
カトラ・ラーチカ(CV:うのちひろ): 市街で露店商をしている少女。
マリオン・クィン(CV:植田佳奈): エスカとロジーが務める開発班の班長。
コルランド・グラマン(CV:藤沼健人): コルセイト支部の支部長。
デューク・ベリエル(CV:小山剛志): 酒場「竜の拳」のマスター。支部の元役人。
ニオ・アルトゥール(CV:伊瀬茉莉也): 前作主人公アーシャの妹。
ハリー・オルソン(CV:真殿光昭): 自称珍しいものマニアで資産家。
フラメウ(CV:阿久津加菜): 未踏遺跡でエスカ達の前に姿を現す謎の少女。