データ
『エスカ&ロジーのアトリエ』『シャリーのアトリエ Plus』
ソフィーのアトリエフィリスのアトリエ
概要
『エスカ&ロジーのアトリエ』
見果てぬ夢を黄昏の空に願う青年
選択できるふたりの主人公の内のひとり。
アトリエシリーズ15作目にして6人目の男性主人公。本作のもう一人の主人公・エスカが従来の主人公像に近い感性重視の性格であるのに対し、ロジーは理知的な性格でツッコミ役に回る事も多い。
シナリオ面においても、ロジー編は「黄昏シリーズ」のシビアな世界観が描写され、錬金術の力の限界やその功罪について語られるなど、エスカ編や過去シリーズに比べてシリアスな面が強調されている。
人物像
辺境の小さな街・コルセイトへ中央から派遣されてきた役人。とある事情で落ちこぼれの開発班に配属されることとなった。
剣術と新式の錬金術とを組み合わせた錬金剣を扱うことができる。
中央では最新式の錬金術を学んでおり、センスに左右されやすい錬金釜を使った古いタイプの錬金術を扱うことは出来ないが、錬成炉を使って武器などの装備品を錬成できる。また分解器を使用して採取地で発見したアイテムの分解とレシピ解析ができる。
アーランドシリーズでのハゲルの役割を発展させて主人公に担当させたともいえる。
ロジーの使う中央式の錬金術は汎用性よりも特定アイテムの量産性が重視されており、作成するアイテムごとに専用の機材を必要とする。またフィーリングには依存しないが失敗しないためには事前に綿密な計算と設計が必要なため勉強の成績がよくないと使えない。(そのためエスカは使用説明を聞いただけで錬成炉へのチャレンジをあきらめてしまった。)
開発班の中ではもっとも頭が鋭く、中央で学んだ知識を応用してエスカのレシピ作成をサポートしており、前作のキースのような指導役を担っている。
またツッコミや駄目だしはするものの相手の意見を全否定する事は余りなく、論理的に何処が駄目なのかどうすれば改善できるか等の説明をして納得させるのが上手い。逆に自分の意見を主張する事もないが、この辺は中央での本人の苦い経験から来ているものである。
機械や設計にも通じている事から整備班のアウィンには気に入られており、彼の暴走を抑える一方で、経理担当のソールを説得してより良い結果に結び付ける方法を考えるなど、彼に助力する事もあって、非常に頼りにされている(もっとも、ロジーにとっては厄介事を持ち込んでくる困った友人である)。
何事においても効率を重視して徹底的にやり込む性格。また自覚はないが掃除好きで息抜きのたびにアトリエの掃除や整理整頓、模様替えを行っている。
戦闘では錬金剣とアイテムを用いて活躍する。
設定上剣術は素人同然のはずだが、錬金術によるブーストの効果なのかニチアサヒーロー顔負けのアクションを行う。ただし剣の扱いは通常の剣術とはかけ離れており、投げたり蹴り飛ばしたり物を打ったり等かなりフリーダム。さらに今作の目が光るキャラその1である。エスカがロロナならロジーはスケさんと言ってしまっても差し支えない。
左手に手甲状の制御装置を装備しており、この装置に自然のエネルギーを凝縮した各種ブリッツコアを装填することで超常的な攻撃を発動させる。
また、ブリッツコアに封じ込められた過去の錬金術士の経験を発現させることで、アインツェルカンプを発動することができる。これまで使用者によって大きくその姿を変えてきたアインツェルカンプだが、今作の演出は過去作のオマージュで、『ヴィオラートのアトリエ』の究極の用心棒、『マナケミア』のヴェイン、『トトリのアトリエ』のミミ、それぞれのアインツェルカンプが元になっている。
アニメ版『エスカ&ロジーのアトリエ』
設定や人物像などにゲーム版との違いはない。
しかしその見せ場はあまりにも少なく、「エスカ&ウィルベルのアトリエ」などと揶揄されることも。
アニメ公式も「俺たちのロジーさんの出番を増やそう」という企画を実施するなど、徹底的にネタキャラとして扱われてしまった。
第1話で3度もエスカに頬を染める様子が描かれ、一部ではチョロジーさんとも呼ばれた。
ちなみに、中央でのロジーの親友は、実は原作では性別が明かされていなかったが、アニメではじめて男性として描写された。
『シャリーのアトリエ』
「黄昏」の終わりへの希望を携える錬金術士
『シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~』では本編中に登場しないが、エンディングに登場。色違いの黒い服を身に纏っている。
エスカと違ってコルセイトに残されており、クローネのメンテナンスを託されているという。事実上の婿入りである。
また前作トゥルーエンドでコルセイトに戻ってきた理由は「エスカがいたから」であると語られている。
『シャリーのアトリエ Plus ~黄昏の海の錬金術士~』では中央からの命令でステラードに赴任。再びエスカやソールと行動を共にする。
ミルカとは中央で錬金術を学んだ者同士、気が合うようだ。
『ソフィーのアトリエ』
中途半端な気持ちで打ったもの、投げやりな気持ちで打ったもの、そういうのは全部伝わってしまうんだ
キルヘン・ベル出身の鍛冶職人の青年。
無類の旅好きで、鍛冶や修行もかねて長い間故郷を離れていたが、最近になって帰ってきた。
主人公のソフィーのことは幼いころより知っており、ソフィーにとってもとても親しみやすい相手である。
紫のロングコートを羽織っているほか、公式イラストで銃のようなゴツい何かを持っているが、戦うことはない。
彼については、ディレクターである岡村佳人氏から、ユーザーから多くの要望を受けて登場させたキャラであり『エスカ&ロジーのアトリエ』のロジーとは別人であると明言された。
また、こちらのロジーはフィクサリオ姓を持たない。
『フィリスのアトリエ』
旅を愛する凄腕鍛冶師
『ソフィーのアトリエ』に引き続いて登場。
本作では湖の町フルスハイムで鍛冶屋を営んでおり、町人たちからの評判も上々。
船乗りのカイと仲が良く、一緒に酒を飲む間柄。
またエスカはロジーに懐いており、鍛冶屋に入り浸っている。
『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』
歴代キャラが出演するお祭り作品にも他の黄昏シリーズの主人公たちと一緒に参戦。
街作りSLGである本作では「錬金術士としてアトリエで働けるのはメインキャラのみ」、「戦闘に参加できるのはザールブルグ、アーランド、黄昏、不思議シリーズの錬金術士のみ」となっているのだが、所謂古式錬金術しか存在しない本作では、ロジーのみ「アトリエでは働けないが戦闘には参加できる」という特殊なポジションに。
シナリオ上では上記の理由で錬金術が使えないものの、知識はあるためアドバイスをする場面が多い。
『レスレリアーナのアトリエ』
プレイアブルキャラクターの一人として実装されている。
メインストーリーでは第三章で登場しており、マルローネと共に調査を行っている。
ネルケの時とは違い、本作では調合にも参加する。とはいえ慣れない錬金釜には四苦八苦しているようだ。
関連タグ
アトリエシリーズ エスカ&ロジーのアトリエ シャリーのアトリエ
エスカ・メーリエ ルシル・エルネラ ウィルベル・フォル=エルスリート ニオ・アルトゥール