Taketake
たけたけ
漫言放語研究所という元ゲーム実況者グループの一人。
研究所の実況活動終了に伴い中の人は引退したが、
『Taketakeというキャラクター』そのものは現存しており、
MGH劇場の所有するアクターの一人となっている。
イメージカラーは青。痩せ細った体と黒髪、ジト目が特徴。
研究所メンバーでは一番背が大きいが、猫背である時が多いので、実際よりも低く見られやすい。
ガイト教授の助手であり、教授と共に漫言放語研究所を立ち上げた創設者でもある。
教授と助手2人まとめて『創設者コンビ』、そこへ更にルシオン氏を交え『初期メンツ』『メインパーソナリティ』などとも呼ばれる。
キャラクターとして
架空のキャラクターとしてのTaketakeであり、中の人は含まない。
実況者として
キャラクターではなく、Taketakeの中の人を指す。
来歴
元々面白い瞬間を保存出来るようゲームをプレイしながら録画する趣味があり、更に某実況者グループの影響でゲーム実況に興味を持っていた事も相まって、その流れでガイト氏とスーパーマリオ64で遊んでいた時の様子を録画し、YouTubeに投稿したのがきっかけ。
その後資料を持ってガイトと並んで立っていた時、「教授と助手みたい」と言われて気を良くし、研究所設定でチャンネルを作る事を決意したという。
チャンネル設立後は動画の司会進行や収録時のメンバー招集、ソフトや機材の購入、チャンネル運営から企画構成まで幅広く担当し、動画の編集や公式イラストもになう。趣味でオリジナル作品も作ることもあった。
そして、彼が個人で実況した『トモダチコレクション新生活・ゲス管理人日誌』シリーズは漫言放語研究所の認知度を一気に引き上げるブレイク作となり、今なお視聴者に愛される代表作の一つとなっている。
視聴者参加型のイベントやラジオを定期開催したり、更に教授が研究所退会騒動を起こした際は家まで押しかけ説得しに行ったりと、研究所の実況活動に対し誰よりも熱心に取り組んだ。
そして来たる2019年4月30日、平成の終わりと共に実況活動を引退した。
解散後は「劇場の管理職に就く」との発言からMGH劇場の管理人になると思われていたが、後日別人である事が発覚。
しかし管理人とは裏で繋がりがあるらしく、時々連絡したり面会しているらしい。
人物像
時期によってノリや口調が大きく異なるが、全体的な共通点が一つだけある。
それは司会であるにも関わらず滑舌が悪く、時々何を言ってるのかマジで分からないということ。
あまりにも難解なため、古代文明で知られるメソポタミア語ではないかと推測されている。
また話す時は基本敬語を用い、時々タメ口を挟む。
- 黎明期(2012/12~2013/2)
声に抑揚がなく感情もこもっていない淡々とした口調で話し、基本クール。
どの時期よりも真面目でサバサバしており、イライラを顕にする事も多い。ユーモアを交えつつではあるが、相手のボケだけでなくミスをもバッサリ切り捨てるのがデフォであった。
直撮りでの収録だったので、画面が暗転するとどうしても顔が反射し映り込んでしまう。そのため、顔出しガード用の黒い紙袋(お手製)をいつもかぶっていた。
個性を出す意味で、語尾に『ゲス』をつけて話していたが2ヶ月も続かなかった。
- 初期(2013/3~2014/1)
相変わらずサバサバしていたが、以前よりもやや感情表現が豊かになる。怒りよりも笑いの方が増え、少しずつではあるが性格が明るく変化していった。
その一方で、メンバー(主にガイト教授とルシオン)に対する理不尽な無茶振りや鬼畜な弄りも徐々にエスカレートしてしまう。
また、事あるごとに「やったな!」や「良かったな!」等のセリフを、相手が反応・或いは同意するまで延々と投げかけ続ける奇行も多かった。
更に、顔出しガード対策として部屋のカーテンを閉め真っ暗にするという方法を導入し、これにより画面反射でメンバーの顔が映り込むことはなくなった。
のだが、スーパーマリオ3Dワールド実況ではそれが裏目に出る事件が発生する。
なんと下からゲームパッドの光が差し、それによって彼の顔に出来た影が完全にチョビヒゲだったことからヒトラーネタで弄られるようになってしまった。
今まで散々他人を弄ってきた彼に、遂にその報いが訪れた瞬間であった。
- 全盛期(2014/1~2014/12)
ヒトラーネタで弄られ吹っ切れたのか、研究所で一番頭がおかしくなった。
某シリーズのガイト教授影響で英語にハマり「My Name is Taketake」と自己紹介したり、隙あらば低レベルな英語を日本語とミックスして放出する、外国人口調スタイルに転身した。
それをささやくようなトーンで言うのがまた何とも言えない。
それだけに止まらず、唐突に即興替え歌を歌い始めたり、絶叫(結構うるさい)するなど予測のつかない行動を取る、急にハイテンションになる、意味のわからない事をさも当たり前かのように言い始める等、混沌と狂気を感じさせる存在と化す。
中でも星のカービィ3DX実況のPart10以降は本当に頭がおかしいの一言。
また、この頃からゲストリやタケコEX、ミセス美貌等、漫言放語研究所を代表し盛り上げる人気キャラクターの創作・積極的な実況動画への投入も行い始めた。
- 黄金期(2014/12~2016/12)
ヤバすぎて視聴者にも心配されたからなのか、徐々に落ち着いていった。
頭おかしいノリと普通の人間としてあるべき姿を共生させられるようになり、この世に生かされた存在の一つとして保つべき威厳を、かろうじて取り戻した。
混沌と狂気の時代を乗り越えた事もあり、性格は初期と比べて相当明るくフレンドリーに。
切り捨てと無茶振りは相変わらずだが、笑いのセンスが向上した事もあり、それらの行為に視聴者が見て楽しめるエンターテイメント性を持たせる成功した。
更に自作ゲームやオリジナル作品の製作・発表も開始し、研究所の個性特化と新規視聴者獲得に貢献、界隈が盛り上げを見せるようになる。
マトモという意味で、ある意味一番落ち着いていた時期でもあった。
- 衰退期(2016/12~2018/5)
数々のキャラクターや作品を生み出し、コアなファンが増え界隈が盛んであったことから天狗になっていた。
自己中心な言動が目立ち、視聴者や実況する作品への配慮が足りなかったと、後に本人は語る。
趣味で始めたはずの実況活動に自分自身が縛られるようになり、動画更新への義務感・新規タイトルを実況し視聴者を獲得することに執着するあまり、本当の楽しみを見失っていたと言える時期であった。
実際、それらの行為が動画のクオリティを下げていたのは事実で、加えて動画に広告をつけ小銭を稼ごうと企んでいた(未遂に終わった)事もあり、チャンネルの衰退は免れなかった。
更にメンバーも私生活があるため、彼の趣味に付き合う時間が減っていたことも原因の一つとして考えられる。
- 終束期(2018/5~2019/4)
2018年5月、自宅で人生を思い返していた時突如ハッキリと神の声を聞く神秘体験をする。
神は生きており、今まで否定していた聖書は真実であったと気付き震撼、改心した。
改心できたのは神ご自身が直接介入したからこそであり、どれだけ熱心な牧師や信徒の勧誘でもまず無意味だったと、本人は語る。
友達を自分の為に拘束し利用していた事、視聴者に黙って行っていた不正、自分のしていた様々な間違いに気付かされる。
2018年7月、覚悟を決めて視聴者に全てを打ち明け、同時に漫言放語研究所の解散を宣言した。
というのも、チャンネルは彼の所有なので、彼がやめると言うまで活動は終わらない。
そのケジメの一つとして、殆どの実況動画を予告なく勢いで消してしまったが、それはファンへの配慮が足りずやり過ぎであったと気付き、大いに反省している。
そして、来たるべき2019年4月・・・
漫言放語研究所の知られざる真実を明かし、平成と共に引退した。
もし解散していなければ、一部メンバーと仲たがいし警察沙汰になっていた可能性もあった。
詳しくは研究所最後の動画で、実際に彼らの声を聞いて貰いたい。
メンバーとの関係
研究所メンバーであるガイト教授/ルシオン/Mr.店長/デルタとは同じ高校の出身。
また、名無しさんとは中学からの友人で、ルシオンも同じ中学の出身である。
中でもガイトとルシオンは、「才能がある」ということで彼のお気に入りとなっており、収録の際はほぼ必ずどちらかを呼んで主役にしている。
また、名無しさんを除く上記メンバーは、彼がゲーム実況動画を撮影するため寄せ集めた人たちであり、元から付き合いはあるものの特別仲が良い訳では無い。
そのため、メンバーによっては収録以外で一切会うことがなく、友達ではあるのだが感覚としては同僚や仲間に近いらしい。
※例外として付き合いの長い名無しさんとは、時々(何故かルシオンを巻き込んで3人で)外食したり、出かけたりしている。
とは言え全員6年以上も一緒にいるため不仲という訳でもなく、解散後もメンバーとは付き合いがありなんだかんだ仲良くしている。不思議な関係である。