概要
大アルカナを構成する6番目のカード。
天使が天上で見守る中、その天使に祝福されながら見つめ合う一組の男女として表される。
男女が描かれているカードであるがカードの種類によっては女性が2人描かれている場合もある。
カードのモチーフは、旧約聖書の登場した最初の人類の夫婦・アダムとイヴ、天使は奔放の天使タブリスとされる。
恋人という名称が示す通り恋愛に関する意味合いを持つカードであるが、女性が2人描かれていることがあることからも分かるように、『真剣な恋愛』というよりも『遊びの恋』をイメージさせるカードである。
一方で真剣な恋愛については母性などの意味合いが強いアルカナである女帝で示されることが多い。世間一般でもたれるような恋人のアルカナのイメージよりは、学生時分の恋愛などをイメージしたほうがよいカードでもある。
そのため、恋愛もそうだが友情という意味合いも持ち合わせるカードで、『対人関係』や『選択』を意味するカードでもあり、自身に係わる人間模様を暗示するカードでもある。
意味
【正】正しい選択、恋愛、以心伝心...etc
【逆】誤った選択、浮気、不信感...etc