ヤマノケ
やまのけ
洒落怖に集められた怪異のうちの一つ。
怪異自体の分類としては、都市伝説妖怪に含まれるが、厳密には2chのオカルト掲示板に寄せられた話の一つであるため、創作における使用には、八尺様等と同様に注意が必要である。
あらすじ
ある日、娘を連れてドライブに出かけた主人公。
山道を進む途中、娘を驚かそうと舗装されていない脇道に入ってしまい………
容姿と特徴
一本足で、ウルトラマンに登場するジャミラのように、頭がなく胴の胸部分に顔がついている。全体的に白く、のっぺりしている。
山に住む怪異で、「テン(またはケン)…ソウ…メツ…」という言葉を繰り返し、ニタニタと不気味な顔で笑いながら近づいてくる。主人公の言葉を借りると、「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくるらしい。
能力
女性にとり憑く力を持っている。憑かれた女性は直後に「はいれたはいれたはいれたはいれた」とぶつぶつつぶやき、その後はヤマノケのように気味の悪い笑みを浮かべ、「テン…ソウ…メツ…」を繰り返す。地元の寺の住職によると、49日経ってもこの状態が続く場合、一生このままで、正気に戻ることはないらしい。また、女性から女性に取り憑くこともできるとのことで、主人公が娘をそのまま連れ帰った場合、妻にもヤマノケが憑いた可能性が高いとのこと。
関連作品
ファイル9に、原典に忠実な形で登場する。
また、原典の話でヤマノケが憑りついた後、「父親が、憑りつかれた娘を地元の寺に運び、そこの住職に開口一番『何をやった!』と怒鳴られる」というシチュも再現される。