概要
型式番号RX-92LAS（MF-92Sであるという異説も存在する）。
νガンダムの試験機のひとつであるRX-92Bに陸専用の増加装甲システムを施した機体（型式番号のLASはLand Armor Systemの略）である。
宇宙用のヘビー・ウェポン・システムと対を成す装備であり、シールドなど一部構成部品は共通の物を使用している。
主な兵装は大火力の2連装ビーム砲、ミサイルキャノン、対空用グレネードなど。
それらの装備を擁する上体部は360°回転が可能であり、死角はほぼない。
また下体部はホバーユニットになっているため、重武装にも関わらず高速移動が可能である。
モビルスーツを母体としながらも過剰なまでの重装備を増設したその姿は最早人型とは言い難く、半ば陸専用のモビルアーマーの様相を呈しており、一部研究者からデラーズ紛争に於いてガンダム試作3号機で運用されたアームドベース・オーキスのコンセプトを陸戦仕様に置き換えた物であると例えられている程。
複数機が量産され戦線に投入されているが、その際の姿はさながら移動要塞が隊列を成しているかのようである。
新MS戦記に収録された短編『THE DOG OF WAR U.C.0092』には、いわゆる「ガンダム顔」のツインアイ型が登場。
パイロットはミュウラー大尉。
新ジオンの再興にはバイザー型のメインカメラを持ったタイプが登場している。ビームを弾き返す描写があったことから、ビーム攪乱幕（あるいはIフィールド・ジェネレーター）のような対ビーム兵装もあると推測される。
主なパイロットはブルとハウド。
