セリフに至る経緯
地上に降りてきたガゾートは、次々と人間を捕食していく。GUTSのホリイ隊員は翻訳機を通して、コミュニケーションをとり、自分たちが「友達」だからガゾートに人間を捕食するのを止めさせるように試みる。
ガゾート「ガゾート、ココ、スキ」
ホリイ「ガゾート？それがキミの名前なんか？お願いや！暴れたり、ボクの友達を襲ったりせんといてくれ！！」
ガゾート「トモダチ？」
ホリイ「そうや！ボクもキミも、この星の同じ仲間や！！」
ガゾート「トモダチハゴチソウ」
ホリイ「え？翻訳が上手くいってないんか？」
ガゾート「トモダチハ、ガゾートノタベモノ！」
…ガゾートは人間の出す電磁波によって、クリッターが集合した怪獣だが、そのクリッターが食糧資源の絶対数が少ない空中で、親愛の情を持った相手を共食いする習性があったので、コミュニケーションが取れて「トモダチ」認定されても、「友達」の概念が人類、それも全世界で戦争・紛争を無くして、TPCの設立にこぎつけたネオフロンティアスペースの人類とガゾート（クリッター）では相いれないモノであった。ちなみに、ホリイ隊員はこのセリフから、ほどなく食われそうになっている。
もっともガゾート（クリッター）は、ウルトラマンティガすらも「トモダチ」認定して捕食しようとしてるので、「自分と他者（ゴチソウ）」という認識の生き物かもしれないし、ティガとの戦いで死んだふりからの不意打ちを仕掛ける狡猾な部分があるので、ギャビッシュみたいに言葉尻捕らえている可能性がないでもないが。
ちなみに「ともだちなのにおいしそう」という他作品のキャッチフレーズに似ているように見えるが、こちらは本能に忠実に、何の躊躇もなく人間を捕食していた。
