Vダッシュガンダム
ゔぃくとりーだっしゅがんだむ
カタログスペック・機体解説
頭頂高 | 15.2m |
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本体重量 | 9.2t |
全備重量 | 20.8t |
ジェネレーター出力 | 4,970kW |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
総推力 | 93,380kg |
概要
型式番号LM312V04+SD-VB03A
Vガンダムの背部メインスラスターに、追加装備であるオーバーハングパック(ダッシュパックとも呼称される)を装着した強化形態。名称は「V'ガンダム」を意味する。
ベスパが実戦データとノウハウの蓄積により戦場に投入し出した新型高性能機に対抗するため、Vガンダムへの長距離攻撃機能の付加と機動性向上、クルーズ機能の強化を行うために開発された。
初期はカイラス・ギリー攻略戦前に補給物資としてリーンホース隊に届けられ、既にエースとして頭角を現していたウッソのVガンダムに優先配備された。
戦況が進むと共にVガンダム同様、生産数が追いつき、最終的にはシュラク隊を含めた各部隊に相当数が行き渡っっている。
追加武装
- オーバーハングパック
低出力ジェネレーター(約200kW)とブースター、更に武装として大型ビーム砲「オーバーハングキャノン」二門、および複数のサブウェポンを複合した追加ユニット。
MS形態時に使用可能となるオーバーハングキャノンは、対艦用としても充分な威力、射程を有し、カイラス・ギリー攻略戦では会戦の口火を切った。直撃させればアインラッドの強固な外輪部を貫通するほどだが、ジェネレーターに負荷をかけるため連射性には欠ける。また(射角制限のある)メガ・キャノンの例に漏れず、ミノフスキー粒子下における戦闘では命中精度に過度な期待は持てないため、味方機との連携により敵機を追い込んだ上での使用が理想的である。
Vガンダムの背部から取り外し(更に一門ずつに切り離して)、ガンイージなどの他機がマニュピレーターに持つことで(エネルギー・コネクタを接続することで)、携行式のメガ・キャノンとして使用する事も可能である。
コア・ファイターと直接ドッキングする機能も有しており、この場合はコア・ブースターと呼ばれる。本形態時はキャノンが後方(スラスター側)に回るため使用不可能になるが、代わりにサブウェポンのビームガンとガトリング砲の各二門がアクティブになり、ファイターの速度・攻撃力を大きく向上させる。
ただし、劇中ではコア・ブースター形態そのものは搭乗せず、ウッソはボトム・リムを拘束された際に、ファイター+トップ・リム+オーバーハングパックの変則形態を運用した。
なお、オーバーハングパック自体も五箇所のハードポイントを備えるため、こちらにも個別に武装を懸架、運用が可能。
- ビームスマートガン(メガビームライフル)
通称は物干し竿。
Vダッシュ専用武装ではないが、こちらに記載する。
開放型バレル型を採用した大型・高出力のビームライフル。両腕で保持して使用する。
本来は別の機体用に製造されたものであり、太陽発電衛星ハイランドの格納庫に遺棄されていたものを偶然に回収した。設計自体は宇宙世紀120年代のコスモ・バビロニア建国戦争時代のものとされる(バレルの形状から、一説にはアナハイム社が試作したものと言われているが…)、宇宙世紀0150年代においてもMSのビームシールドを貫通する充分な威力を保持しており、オーバーハングキャノンと比較して射角・連射性に優れた使い勝手の良い装備だったため、ダッシュパーツとは別途LM生産ラインに乗せられ、配備された。ハードポイントを介さずに高出力のビームを発射でき(少なくとも手持ちの状態では接続は確認されていない)、なおかつ出力の微調整を行えることを踏まえると、過去にアナハイムが開発したG-バードとの関連性があるとされているが、それらのデータが存在していないため、真相は藪の中である。
不使用時はバレルとセンサーを折りたたんでハードポイントに懸架される。
- 八つ手ビームサーベル
Vダッシュ専用武装ではないが、こちらに記載する。
柄が3段階に伸縮する大型のビームサーベル。スマートガン(メガビームライフル)と合わせて太陽発電衛星ハイランドの格納庫に遺棄されていた武装。「使えそう」との事でハイランドの子供たちが輸送してきたが、近接戦闘で使用される事は無かった(衛星に固定した状態で使用した)。