概要
それまでのシリーズと打って変わって、近未来SF的な雰囲気やアニメチックなストーリーを導入した作品。マルチエンディング方式を採用しており、プレイヤーの取った行動次第でストーリーが分岐する。
登場機体の約7割が架空機、実在機もコックピット部が架空のシステムで実機とは異なる装備等が追加されている機体がある、本編では出撃機体が自由に選択できない、ハンガーで機体を立体的に眺める事ができない、音声が日本語のみ等、2から大幅に変更された部分も多く好き嫌いが分かれる仕様となっている。
ストーリーの結末にも賛否両論があり、一部では「早過ぎた作品」としてリメイクを求める声もある。その特異な世界観は『3』が『エースコンバット』で唯一UGSFシリーズに組み込まれていることからも分かるだろう(なお、エースコンバット7において繋がりが設定されたことで3が正史に組み込まれる事となった)。
戦闘画面以外のほぼ全てがアニメーションで描画されるシリーズ唯一の作品。アニメーション製作はプロダクションI.Gが担当しており、OPアニメには『スカイ・クロラ』にも通じるような独特の雰囲気を感じられる。
ただし、海外版はムービーや音声に加えて一部のミッションまでもが削除され、日本版から大幅にグレードダウンした内容となった。
なお、この作品でもっとも有名なシーンに「挟まっちまった」がある。
また、多くのパイロットを地面や壁面にキスさせることで名高いトンネル内飛行ミッションとして、エースコンバット5のハミルトンネルと共にトンネル難易度トップの座を争う、「フィートンネル」ことジオフロント・パスはこの作品の分岐の一つの最終面に存在する。