シャーロック・ホームズ(憂モリ)
しゃーろっくほーむず
声:古川慎
派生作品から成る同名のキャラクターが多いので「シャーロック・ホームズ 憂モリ」「憂国のモリアーティ」など作品名と付ける事を推奨する。
概要
私立探偵にしてもう一人の主人公。
「諮問探偵」を自称し、労働階級の訛った(コックニー)話し方をする。
探偵としての能力は非常に高く、ウィリアムも一目置いている。
その推理能力の高さと後述する人柄から、ウィリアム達に階級社会に疑問を抱かせる為(悪徳貴族が関与している犯罪を発生させては敢えてその事件を解決させて彼等の悪事を白日の元に晒させる事で)の計画的英雄として担ぎ上げられている。つまりは彼等の掌の上で踊らされているだけに過ぎない。ホームズも自分がモリアーティ陣営に及ばない事を自覚しており、その上彼等は義賊である事を理解している為に、時に彼らに頼らざるを得ない事に苦悩する。
家賃を滞納したり自身の興味を優先させたりと、面倒臭がりでだらしの無い性格。しかし(大きな借りを作ってしまったとはいえ)推し掛けられたアイリーンを最後まで保護したりと何だかんだで面倒見の良いところはあったりする。ハドソン曰く「たまに優しい」。
犠牲を良しとしていない場面もあり、ジャック・ザ・リッパーの事件を持ち掛けられた時は警察の威信よりも犠牲者を出さない事を重視していた。
警察相手でも不遜な態度を取るような大胆さも持ち合わせている。ウィリアムの大学に紛れ込んで数学のテストを受けていた事もあった。
「どんなに有り得ない事でも一つ一つ可能性を潰していけば、それが真実」を信条としている。憶測の域を出ない推理もあるが的中率は高い。しかし決め付きすぎるきらいがある事は兄から苦言を呈されている。
ウィリアムの超難問のテストでは0点だった。超難問だったからなのか数学は推理とはまた勝手が違うのか……。
ちなみに少々薬物依存気味。
とある出会いを切っ掛けにウィリアムの事を「リアム」と呼び、かなり親しくしてはいるが……。
余談
『221年B組ウィリアム先生』では生徒役。ウィリアム先生と息の合った推理を披露していた。
此処でも喫煙していたり机の上に実験器具やヴァイオリンが所狭しと並べてあったりと相変わらずマイペース。