株式会社パソナは人材派遣業者。南部靖之により大阪で創業し、後に本社を東京に移した。
政権との関わりが深く、2000年代に竹中平蔵が主導した労働規制改革で大きく成長した企業の一つ。2009年には竹中がパソナグループ会長に就任した。
人材派遣以外にも転職支援、リストラの請負、企業内保育所や介護事業などの事業を展開している。
自治体業務の「アウトソーシング」化の流れの中で自治体の窓口業務を派遣社員に置き換えるという動きが加速したが、その主要な受け皿は同社スタッフであった。東京都、大阪府、兵庫県など各地の自治体が同社と随意契約を結んでいることが「癒着」としてたびたび問題視される。
本社社員のうち1000人を兵庫県の淡路島に移す計画を発表したが、本社自体は引き続き東京に置いている。