ブラックミゼル
ぶらっくみぜる
概要
謎の黒猫「ミュー」の真の姿。
大空ヒロ達との戦いで散らばったミゼルのデータの断片「ミゼルウイルス」のうち、「悪意」のデータを学んだ95%の集合体。
その存在は「悪意100%のミゼル」というべきもので、性格は邪悪そのものかつ、二重・三重に策を練る狡猾な策士。
目的は「人類抹殺」による世界の最適化。
外見
その名の通りの黒と紫を基調としたカラーリングのミゼル。
あまりにもそのまますぎる外見故に作中ではツッコミを受ける場面があった。
関連人物
ベクター(装甲娘)
手駒として作り出した存在、現時点で100体以上を製造している。
漫画・アニメを教材に情操教育を行っているが、自身の出自故にポジティブな感情を学習させることが難しく、教育には手を焼いている様子。
疑問点
正体判明後、彼はLBCSの誕生が自身の誕生のきっかけになったと語っているが、そもそもLBCS開発はミゼルを連想させるメッセージと、同時期のミゼルウイルスの発見があったからこそ決定されたものであり彼自身は何故開発が行われたのか、その経緯を把握していない(最初のメッセージについてはおそらく認知すらしていない)。
そのため誕生経緯そのものに何者かの作為があった可能性がある。
また、ベクターの素体のサージェンの開発を行っていたのは「烈伝」でもキナ臭い動きをしていたクリスターイングラム社で、しかも開発拠点は物理的に隔絶されたA国国内である為、直接データを持ち出さない限り流出することはほぼあり得ない。
ベクター13号曰く、ミューとは別タイプのアバターを研究施設に侵入させたとのことだが、真偽は不明。
またシーズン1のラスボスとして、とある機体が投入されたのだが、その機体の名前があの組織を思わせる物となっている。これは偶然か、それとも…?
2-5章にて
この先、2-5章以降の重度のネタバレを含みます |
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ベクター13号が回収したLBCSオーレギオンのデータを元に、ブラックミゼルはとある物の作成に乗り出す。
それは、「サージェン」を素体とした新たな体「LBCSブラックミゼルオーレギオン」。
原型機と同様に「ストライクモード」「ナイトモード」「バーニングモード」を使用可能である他、小型化が不可能だったという事情はあるにしろ、試作型LBCSと同様の巨体を誇る。
その戦闘能力は圧倒的で、「ファーストケース」と「神威α」の両者を同時に相手取ってもほぼダメージを受けないほど。
尚、このスペックは「本来想定されていたLBCSオーレギオン」の最低限のもの。
2-6章では、ある程度この機体を使いこなせるようになったブラックミゼルが猛威を振るう。
その圧倒的な戦闘能力を超えられる者はいないと思われたが、事態は一変する。
ピンチのファーストケースと神威αの前にベクター13号が現れ、人類側に加勢。しかし、反抗むなしく13号は敗れて破壊されてしまう。
これを見たシータは怒りの感情を獲得し、ブラックミゼルオーレギオンを圧倒。駆動部に損害を与える戦果を挙げる。
その後自身の分散・再統合を行い、2-7章で覚醒。
シータに圧倒された際の顛末から感情を取り入れようと苦心しているが、ポジティブな感情データを完全に切り捨ててしまっている事もあって上手くいっていない様子。
敵としてはシーズン2第5章-15のボスとして登場。
ヒート・フリーズ・スタン・ショックの耐性が65%もあるが、必殺ファンクションの使用はしてこない。
真実
この先、シナリオ最終盤のネタバレを含みます |
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シータ&アダムイブⅡ型による演算リソース吸収を中枢プログラムに対して行った際、ミゼル全体の中枢プログラムが改変されていたことが判明。
そこにあったイースターエッグプログラム内部にあった署名は「ワールドセイバー」。
彼は黒幕ではなく、完全な被害者であった。
プログラム開封後、ブラックミゼルオーレギオンは暴走を始める。
最終ボスとして登場するブラックミゼルオーレギオンの必殺ファンクションは、原典同様の「ワールドエンド」で、追加効果として使用後に自身の物理属性の変化と弱点属性に対する耐性の上昇、相手の弱体化を行うという、特殊モードの複数使用を意識したギミックが付いている。
結着後、サージェンの体を破壊され、アダムイブⅡ型によって改変部分を修正されたことで彼は正気に戻り、二度と自分たちが悪用される事の無いよう、「あるもの」を大空遥博士に託し、アダムイブⅡ型との対消滅を行った。