概要
プロフィール
イラスト | EXONIA |
---|---|
CV | 花守ゆみり |
特徴
アテナスの前に現れた謎のピンク色の自称アンドロイド猫で薄いピンク色の毛をしている。
主人公たちも知らないような事情を知ってる。
狭くて薄暗い所が好き。
作中での活躍
シーズン1第2章終盤から登場。
初の死闘で混乱したミカヅキ カリナ達の前に突然現れた。
最初はメンバー全員が幻覚か悪霊の類と思い込み、混乱させた。
ストーリーの進行に伴って勝手についてくる形で主人公一行に加入する。
人間のLBCS使いがミゼレム側にいることや、謎の喋る黒猫がミゼレムの傀儡のミューであること、オーバーセンスの存在などの、主人公たちが知らない情報を持っていたため、かなり怪しまれた。
第7章では簡素なマイモレーダーを凧に取り付けた際、マイモの信頼性に欠けているという理由から目視で偵察してもらうためにシータも凧に取り付けて飛ばす荒業が行われた(当の本人は動物虐待だと泣きながら訴えていた)。
正体
その正体は、大空ヒロ達との戦いで散らばったミゼルのデータの断片「ミゼルウイルス」のネットワークが、純粋な悪意から切り離した善意のデータのみから誕生したのが「シータ」である。
逆に純粋な悪意から誕生したのがミューことブラックミゼルである。
ブラックミゼルとシータはどちらともクロノスセイバー社のメインサーバーを大元にしているために、ミゼレム側しか知らない情報を知ることが出来たのだ。しかし、それは逆にシータの情報がブラックミゼルに見えてしまうことを意味し、シータ自身も情報をマスクして秘匿はしているものの、本気を出したブラックミゼルにその秘匿で隠しきれるかは分からないとしているが、恐らくはダダ洩れだったと考えられる。
またブラックミゼルとシータの大元が同じということは、ブラックミゼルが倒されればシータも消滅することを意味している。
シータ自身は適当な記憶媒体があれば逃げ込めると言ってはいたが、実際は嘘である。
自身が消えること恐れ、皆と一緒にいれたことに楽しかったと感じているシータが、それでもブラックミゼルを倒そうとしている理由は世界の最適化には人類が必要だと自身で結論付けたためである。
メンバー自身もシータとの別れを辛いとは思いながらも、ブラックミゼルの大元になっているクロノスセイバーを襲撃し、目標を破壊した。
ブラックミゼルを倒しシータとの別れが訪れたかに思えたが、シータは消滅していなかった。
ブラックミゼルは神谷エンジェルスター・神谷重工本社・タイニーオービット社・旧シーカー跡地にメインサーバーを拡散させたためにブラックミゼルと共に残存したのだ。
シータにはまだまだお世話になりそうである。
大変身
クロノスセイバー社のメインサーバー襲撃から3か月後、アテナスにやたらと隊長に懐いている、どことなくシータのような雰囲気をした少女が仲間入りした。
なんとその正体は、人間以外が装甲娘を運用するために開発された第3世代アンドロイド「サージェン」に人格データを移したシータ本人。
こちらの姿のイラスト担当はポップキュン氏。
そもそもLBCSは、真価を発揮させる適性条件として感性的に多感で、直情的、奔放的であることが望ましいとされ、その適正のボリュームゾーンがある女子高校生がLBCS使いとして活躍しており、emotion AIは、LBCSの適性条件をクリアさせるAIとして開発された(ミゼレムが使用した従来の疑似装甲娘は従来のAIを使用しているため人間のLBCSに劣っていた)。
だがemotion AIを新規作成するには、長い時間と手間をかけて人格形成を行う必要がある。そこで人間と思考プロセスが同じシータに白羽の矢が立ち、シータのAIをサージェンに移植したのである。
だが彼女は戦闘力が幼児以下、加えて運動能力が極端に低いという大きな問題を抱えていた。
これはブラックミゼルにそれらのデータを持っていかれたことが原因である。
さらに完成されたシータのAIでは戦闘データをインストールすることが出来ないため、シータを戦えるようにするために育てる事になった。
シーズン2第2章の時点ではオカノシタ イチゴの模擬戦で手加減されたにもかかわらず敗北し、研修生にも及ばないと評価されるが、トウモト ケイがお互いにLBCSを装備した状態でかけっこをすると、スタートダッシュで衝撃波を起こして周辺を吹き飛ばし、一瞬のうちに河の対岸に到達している。
なお、使用LBCSはオーレギオン。
ダンボール戦機Wで登場した対ミゼルLBXで山野淳一郎が開発した最高傑作にして究極のLBXでもある。
マスターグレートクラスと呼ばれるLBCSで、モデルのLBXと同様に戦局を一変させる力を持つがオーバーセンス発動時以上の負荷がかかるため、人間には装着できない代物である。
ご存じの方も多いと思われるが、LBXオーレギオンは対ミゼルLBXではあったものの、ミゼルに強奪された苦い過去がある。
故に従来のLBCSの設計図をミゼレムに盗まれている現状やブラックミゼルと繋がっているシータが使用することで、LBCSオーレギオンの情報を盗み取られる可能性をカワムラ アミ・トウモト ケイ(とダンボール戦機ファン)から指摘されている。
しかし、過去のオーレギオン強奪の反省からマスターグレートクラスのLBCSは設計・製造を外界から隔離された神威大門装甲学園で行い、サージェン内のLBCS情報はAIから隔離された場所にあるためシータ経由での情報漏洩が不可能、またアダムイブのロジックでシータがミゼルに操られる事はない。加えてLBCSをサージェンの体表面の軽装甲としているため物理的強奪が出来ないとされており、現状としての対策は万全とされている。
…のだが、シーズン2第4章にて「それ」は起きた
余談
シータの登場はゲームとしてはミゼレムクライシスが初である。
しかし、キャラクター自体が初登場したのは装甲娘旧版が休止して以降の2018年8月20日で、装甲娘のSNS担当として着任した。【参照ツイート】
Twitterではミゼレムクライシスの新情報の発信やシータの日常イラストをほぼ毎日投稿が行われ、さらにツイート返信にも多く対応していた。
2018年9月14日、シータと青い2本のしっぽが映った投稿イラストが投稿される【参照ツイート】。
2018年9月27日、ミニシータが初登場した【参照ツイート】。(名称が判明したのは同年同月の30日のツイートである。)
2020年4月10日、装甲娘の再スタートが近づいて来た頃、装甲娘の世界を救う手伝いをするために先に装甲娘の世界に行くと言って装甲娘広報担当を降りた【参照ツイート】
なおTwitterで登場したミニシータは、ミゼレムクライシスシーズン1第7章で誰かがシータのデコレーションを施したマイモレーダー(マイモレーダー自体は隊長製作)として登場。
Twitterの姿と異なり、コンセントで出来た尻尾が見当たらず、耳もガムテープで付けたと思われる取り付け方をされている。もちろんデコレーションなので表情が変わる様子はなく、自力で浮遊する様子も見られない。
最終決戦後
ブラックミゼルとの決着後、ミゼルとアダムイブⅡ型が対消滅を行った際、その一部である彼女も消滅したかと思われた。
しかし完全消滅の直前、ミゼルはシータのデータを自身から切り離し、更にアダムイブⅡ型がそれを元のシータの人格の形に復元、シータがミゼルのネットワークから切り離され自由になれるプログラムとして完成させ、大空遥博士に託していた。
これによりシータは再びアテナスの仲間となり、新たな日常を歩んでいくこととなった。