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イグザの編集履歴

2021-06-20 23:32:33 バージョン

イグザ

いぐざ

『何もかもが上手くいくようになって最強の冒険者になった』の登場人物。※メインイラスト右下の人物。

概要

エルマとパーティーを組んだ荷物持ちの青年。二十一歳。

茶髪寄りの黒髪で優しげな風貌をしている。


彼女のわがままな振る舞いとパワハラに耐えてきたが、心無い言葉を投げかけられた事が切欠で絶縁をする形でおパーティーを離脱した。

マルグリドでイグニフェルの力の一端とフェニックスローブを手にし、オルグレンでの戦いを経て、聖女を率いる勇者として世界を救う事に。


人物

心根の優しさの持ち主であり、困った者に対しては自ら助け、身の危険を省みずに魔物や敵対者に挑む。他者を傷つけるものや敵対者に対しては毅然と立ち向かい、とりわけ嫁である聖女達に「手を出す」不埒者に対しては命を含めて容赦はしない


一方でフィオが一目で姿を見るや「呼び込みの酒場でぼったくられる人の気持ちがよく分かった」だの、女神と会う時も「どうせ会うならむさ苦しいおっさんより綺麗なお姉さんの方がいい」と独白するなど、好色の気がある。

とは言え、カヤがイグニフェルの存在を次世代に語り継ぐために自分と子を成そうとした時は、それを止めた上で「好きなやつ同士がするべきだし、俺はカヤさんにもそうして欲しい」と諭していた。


戦闘力

当初はエルマの荷物持ちという形で組まされたが、当人も荷物を守るので精一杯だったというほどに弱かった。だが、後にスキルが進化・派生した事で爆発的に強くなり、フェニックスローブと魔刃剣ヒノカグヅチを手にした時の状態では聖器を授かった聖女を圧倒することが出来る。


スキル

  • 《身代わり》

イグザが授かったスキル。

誰かの代わりにダメージを負うだけの効果というものであり、イグザもこのスキルを当初は「なんの役にも立たない」と酷評している。

だが皮肉にも、剣の聖女であるエルマを守る(=代わりに痛みを引き受ける)には十分であった為に、村の人はおろか、両親でさえもイグザをエルマの傍に置いていた。

その為、修業中にエルマが受けた傷を、ただイグザが代わりに受け続けていた。


  • 《不死身》

上記の《身代わり》が変化したスキル。

死を含めた、どんなダメージを受けようとほぼ一瞬で全快する回復速度を誇り、ある事情で火口に落ちてもイグザは無事であった。

さらにはいくら走っても全く疲れないことから、スタミナにも適用されているが、悪臭や熱湯、火口の温度や引っ張られた時の痛みに苦しんでいた事から、感覚までは適用していない。

このスキルに進化したのは、今まで何度もエルマの傷を代わりに受けては回復するのを繰り返したことが要因だとイグザは推測している。


  • 《不死鳥》

上記の《不死身》が変化したスキル。

死を含めたあらゆるダメージでもほぼ一瞬で全快し、さらに火属性攻撃の無効化も加わった。

毒による攻撃(毒針)と服用も意味を成さないが、体を引っ張られる事への痛みは避けられない。


また、気合を入れることで身体中から真紅の炎を発することができる。

普段は人に危害を加えるものではないが、イグザが明確な攻撃の意志を持った場合は、熱量は増加して火属性攻撃となる。

なお、炎の火力はイグザ自身によって調整されるので、威嚇目的で使用できる。


このスキルに進化したのは、マルグリドの火口に落下しても生き延びた事に感心したイグニフェルが、自身の力の一端を授かった事によるもの。


装備

  • リザード装備

駆け出しの頃から装備していたもの。エルマによって値段の高い装備を買うことが出来なかったので、未だに新調していない。

マルグリドの火口に落下してから脱出した後の彼が全裸になったことから、恐らくは焼失したと思われる。


  • フェニックスローブ

マルグリドに伝わるヒノカミ(イグニフェル)の御使いが着用した言われている伝説の装束。赤を基調としている。何かしらの経緯で、火山島マグリドの地下にある地底湖の様な場所に安置され、地底湖の水を用いて球体状の封印が施されたが、イグザが封印を解いた事で彼の所有物となる。なお、下着はない。

実はヒヒイロカネの繊維で編まれたモノであり、このローブが一度小さな粒子になったかと思えば、イグザの《不死鳥》スキルを持つイグザの肉体に寸分の狂いなくフィットし、ダメージを受けても一緒に再生する事が出来る。しかもイグザの成長度合いで見た目が進化する性質を持ち、イグザの力により第二形態にあたるスザクフォームへと進化できた。

そして古の賢者と前の時代の〝剣〟の聖者によって作られたものであり、〝剣〟の聖者がこれを着ていた。


武術都市レオリニアにて手に入れたイグザの武器。


  • アマテラスオーブ

ドワーフの里で新たに手に入れた武器。

その外見は燃えるように蠢く真紅の勾玉といったものであり、初見で見たイグザは武器というよりは勾玉のような物と独白していた。上記の通り神器を神の力の結晶と位置づけたナザリィによって、アダマンティアを凄まじい炎で生成したヒヒイロカネを加工して造られたもので、これをイグザの体内に取り込む事で彼の両手の甲に現れた。

成長に合わせて武具型も変わる性質であり、現状において最善の武具型へと顕現できる。それは、このアマテラスオーブが状況に応じて様々な武器を自在に扱える事を意味している。

劇中では大剣、籠手、杖、長剣、槍、弓、斧へと顕現しているが、その力は段違いであり、神器を授かった聖者を纏めて相手にしても圧倒する程。

名前の由来は日本神話における太陽を神格化した女神『天照大神(アマテラス)』と思われる。


形態

  • ヒノカミフォーム

《不死鳥》を授かった事で変身した、火の鳥形態。

火の鳥化する事でイグザは真紅の炎を纏う一羽の鳥となり、飛行を可能とした。

しかし、日中では目立つ上に、サイズが大きい事からスピードはそこまで速くないという欠点がある。


  • スザクフォーム

オルグレンの大北壁での戦いで進化した、フェニックスローブ第二形態。

人の姿のまま空を翔ることが出来る他、触れた相手のダメージを回復、術技の使用による消耗もない。イグザはこれを応用して〝汚れ〟を浄化させるという荒業を取った。

この姿になると、イグザの頭髪が白髪となる。


経歴

幼馴染との絶縁

村の幼なじみであるエルマに理不尽なパワハラを受けながらも、人々の笑顔の為に耐えてきたイグザだが、エルマに「あんたはさっさとどっかで野宿でもしてきなさいよ! この役立たず!」と暴言を吐かれた時は我慢の限界に達し、エルマに絶縁を突きつける形でパーティーを離脱した。

この時、《身代わり》スキルが《不死身》スキルへと進化を遂げた事を確認したが、同時にその日は二十一歳の誕生日を迎える前日であった。


  • 港町ハーゲイ

エルマと絶縁してから二日後、港町のハーゲイのギルドで「《リザードの鱗》収集クエスト」を単身で受注するも、その最中に飛竜に食われてしまった。胃の中を短剣で引き裂いた事で脱出に成功。結果的に飛竜がハーゲイに墜落して被害を及ぼしてしまったが、飛竜を退治した事で修繕費を差し引いても余りある程の金額を獲得した。

しかし、この一件で〝ドラゴンスレイヤー〟として名が広まり、エルマに知れ渡る事を恐れたイグザは港町ハーゲイを離れ、船で南の火山島マルグリドへと向かった。


  • 火山島マルグリド

そこにある温泉地で癒されようと思ったが、折り悪く火口付近に魔物のアダマンティアが出現した事で封鎖される。

イグザは温泉を諦めようとしたが、母親の為に温泉を満喫させる計画が水泡に帰して涙ぐむティアの姿を目の当たりにし、アダマンティアの討伐を決心する。

そのアダマンティアと対峙をするも、新品の短剣が折れてしまうアクシデントに見舞われてしまうが、偶然が重なった事で辛くも勝利を収めた。


ティアと別れたイグザは、アダマンティアとの戦いで力不足を痛感し、自らを強くする為に火山の途中にある神殿に向かう。神殿の祭壇は火口に飛び出す構造であり、「一歩間違えて」火口に転落してしまった。

奇跡的に生き延びたイグザは何者かから敬意を表する形で、力の一端を与えられて《不死鳥》スキルへと進化を遂げ、火口から脱出を遂げた。

後に町長からヒノカミの事を聞かされた後、その御使いが着ていた装束『フェニックスローブ』を手にし、マルグリドの島民からヒノカミとして崇められる事に。

その夜、神殿を案内していた巫女・カヤがヒノカミを次世代に語り継ぐ為の子供を設ける為にイグザに夜這いを仕掛けるも、それを良しとしないイグザは彼女を説得して、納得させる形で夜這いをやめさせた。

結局、こちらでも名が知れた存在になってしまった為、火の鳥化する形でマルグリドを出立するのであった。


聖女との出逢い

  • 武術都市レオリニア

戦闘スタイルを確立させるために武術都市レオリニアに向かったが、武具店が軒並み「準備中」であった。途方に暮れる中、少女フィオと出会ったイグザは、母レイアが営んでいる「ラフラ武器店」に向かう事となった。レイアから武神祭が開催された事で武具店が休んでいた事を知ったが、その最中に怪しげな男たちがレイアに脅迫する光景を目の当たりにした。

彼らを追い払ったイグザは、レイアから街一番の鍛冶屋である夫のラフラが死んでからは、ガンフリート商会の関係者の嫌がらせに遭って閑古鳥が鳴く有様となり、おまけに武神祭の参加を強要されている。しかし、武神祭で負けてしまったらラフラの面目が丸潰れになり、それを恐れたレイアは店じまいをしてでも武神祭の出場を見送ることを聞かされた。

そこでイグザは、自分がレイアが造った武器で優勝させる事をレイアとフィオに提案した。当然、レイアから反対されたが、それでもその武器で他の武具店の武器を打ち破ると通した事で、レイアは折れる形でイグザと組む事になった。《体現》スキルをヒントにレイアが造った『魔刃剣ヒノカグヅチ』を手に武神祭に出場、瞬く間に決勝を進出した。

その最中に、対戦相手を撃破していく〝槍〟の聖女・アルカディアの姿を目にし、前夜にガンフリート商会の妨害に遭ってしまうが、ガンフリード商会と手を組んだアルカディアの手助けもあってこれを退けた。


決勝戦当日、アルカディアと対峙し、当初は戦闘能力に翻弄されるも、自身の《体現》スキルでヒノカグヅチを槍に変形して形勢逆転、イグザの強さを認めたアルカディアの聖槍による全力の一撃を跳ね除けた事で、ラフラ武器店は優勝を掴み取った。

レイア達と別れを告げたイグザは『魔刃剣ヒノカグヅチ』を手に入れたが、アルカディアが自身を破ったイグザの子種を貰いに来たという理由で彼女をパーティーに加える事となった。


  • 城塞都市オルグレン

魔物に脅かされているオルグレンの救援に向かったイグザ一行はオルグレン城で〝杖〟の聖女・マグメルと出会うが、マグメルがアルカディアに対して「汚れているだけのただの女」と詰った事を皮切りに、聖女の間でちょっとした争いが起き、最終的にはアルカディアがマグメルに「仕返し」をして頭を抱えてしまう。

その後は気まずさを残したまま宿に戻るが、アルカディアからマグメルが必死に聖女として振舞っている事を話した際に、オルグレンに向かう時に聖女としての在り方と敗北した時の不安に怯えたアルカディアの心境を思い出し、その時が来たらアルカディアの「意見を参考にする」と誓った。


翌日、オルグレン城に向かったイグザは昨日の騒動を謝罪するも、マグメルを始めとした戦力を総動員して大北壁の防衛に当たっているも、魔物の激しい侵攻により状況は芳しくない事を女王フレイルから話を聞き、すぐさま大北壁に向かった。

マグメルは杖なしで立てない程に消耗し、迫り来るワイバーンを何とかする事もできない絶体絶命の危機に瀕していたが、フェニックスローブ第二形態〝スザクフォーム〟に進化した事でマグメルを救出に成功。それでも一人で何とかしようと突き放していくマグメルに見かねたイグザは、アルカディアの意見を元に少々強引に行く事を決意。


かくして、魔物の侵攻を食い止めた上にマグメルを仲間に加える事が出来たものの、そのマグメルがイグザにベタ惚れし、アルカディアの機嫌を損ねてしまう事となった。

現状を打破する為に、イグザは(自らの意思で付いてきた)聖女達と共に魔物の巣に向かうが、〝汚れ〟に飲まれて暴走してしまったジボガミと遭遇する。


ジボガミを倒せば〝汚れ〟が浄化されず、大地がやせ細ってしまう事もあってか倒すことが出来ない。覚悟を決めたイグザはジボガミの本体に突撃し、内部に囚われたジボガミ――テラを発見、彼女を浄化させる事で元に戻り、自然も蘇ったが、無茶な行為をした事でアルカディア達から叱られてしまった。

オルグレンの街でマグメルと城主のフレイルを祝ってもらうために、イグザとアルカディアは辞退したが、その夜においてアルカディアはイグザにある事を告白した。


自信がないからではなく、不死身であるイグザとそうでないアルカディアでは、いつか別れの時が来る。彼女を正式な嫁として迎えようとしなかったのも、それが大きな理由であった。

ずっと一緒にいられないと知ればアルカディアは悲しんでしまう。そうなるくらいならば「良き仲間くらいの間柄」に留めておこうと思ったが、アルカディアはそれを承知の上でイグザと共に歩むことを決断し、彼女と一夜を共にした。


人間関係

聖女

  • アルカディア

武術都市レオリニアにて出会った〝槍〟の聖女。


城塞都市オルグレンにて出会った〝杖〟の聖女。


  • エルマ

村の幼馴染である〝剣〟の聖女。

彼女とパーティーを組んでいるが、わがままな上に度重なるパワハラに手を焼いていた。

物語の冒頭では彼女と絶縁をしたのだが……?


関連タグ

何もかもが上手くいくようになって最強の冒険者になった

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