概要
『遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』のカード。レベル3・風属性・アンデット族のチューナーモンスター。デッキビルドパック「ETERNITY CODE」で初収録。このカードの登場により、妖怪少女は6属性全てが揃うことになった。
小夜時雨（さよしぐれ）とは、俳句の季語の1つで夜に振る雨を意味する。
カード性能
カードテキスト
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：相手がモンスターを表側表示で特殊召喚した場合、このカードを手札から捨て、その表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果はターン終了時まで無効化され、このターン中に対象の表側表示モンスターがフィールドから離れた場合、そのコントローラーは対象のモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
解説
効果は相手が特殊召喚したモンスターの効果を対象にとり無効化し、さらにそのモンスターがフィールドから離れた場合元々の攻撃力のダメージを与えるというもの。手札誘発のモンスター効果メタである。
だが、手札誘発のモンスター効果メタにはすでに《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》という採用率が高い先輩が存在し、ただでさえ枠を競い合う上「特殊召喚した場合」という発動条件が枷となっている。
ライバル2枚と比べ通常召喚したモンスターの効果を無効にできない、特殊召喚時に発動なので相手に起動効果のコストを払わせた上で効果を無効にするといったことができないと、対応範囲が若干狭め。ただ効果発動がヴェーラーと違って捨てる事な為、マクロコスモスが発動中でも使える利点はある。
なので相手メインフェイズ以外にも使える事、バーンが生じることで差別化して採用したい。
例えば自分ターンに特殊召喚で展開してくるテーマなどに手札から奇襲をかければ相手の思惑を崩すこともできるし、強力な永続効果を活かすモンスターや高打点のエースクラスにぶつければ相手に強いプレッシャーを掛けられる。除去やバーンに秀でたデッキであればこのカードがエンドカードと化すこともありうるだろう。
他にも抹殺の指名者対策として投入したり、上記2枚を複数枚積んでもまだ足りないと言った場合に採用するといった事も考えられる。もっとも風属性デッキでならこちらを優先的に積んでかまわないだろう。
また、WWデッキから出したWW-ダイヤモンド・ベルなら、バーン効果と破壊効果の相性が良く、更にWWのみを素材にすれば2回効果を使えることを利用して何らかのバーン効果を発動させられば、無効化と除去を時間差でぶつけてられるコンボが可能。
まさかの追い風
上記の通りこのカードはエフェクト・ヴェーラーに比べ使いづらいという評価だった。
しかし、生きたマクロコスモスこと《クシャトリラ・アライズハート》に対しエフェクト・ヴェーラーが全く刺さらない点でこのカードの再評価がされることに。
他にも
- 相手メインフェイズ以外にも動いてくるティアラメンツ
- 自分どころか相手の墓地の闇と光属性モンスターに干渉してくるビーステッド
- レベル7が多いクシャトリラデッキでフルール・ド・バロネスを出しやすい
と様々な噛み合いの良さが評価された。
関連タグ
風属性(遊戯王) アンデット族 効果モンスター チューナーモンスター
