熊田雄一郎
くまだゆういちろう
CV:島田敏
概要
美少女戦士セーラームーンの旧アニメ版オリジナルキャラクターで、無印30話にて初登場。原作への登場は無い。
セーラームーンのアニメオリジナルキャラクターにしては珍しい、シリーズ作に一貫して登場し続けた準レギュラーキャラクターである。月野うさぎたちの愛称は雄一郎くん。火野レイにはそのまんま雄一郎と呼ばれる。
無銭旅行中にレイに一目惚れし、そのまま宮司であるレイの祖父に弟子入りして、神主見習いとして火川神社に住み込むことになった。
放浪の旅人であったため、伸び切ったボサボサ頭と無精ひげが特徴の、メカクレ男性枠。前髪に隠れた素顔は、凛々しいイケメンだったり。
出自に関してあまり多くは語られないが、無印38話にて、実はリゾート地に別荘を持つほどの家のお坊ちゃんである旨が語られている。ちなみに運動神経は抜群で、ガタイもいい。レイと同じくスキーが得意。
レイに惚れたからと言って、その気持ちを押し付ける事は無く、ただレイの様子を見守り己の信念(=レイの幸せ)のために自己犠牲すら厭わぬ愛すべきバカ(ギャグメーカー)である。事情を知らないまでも、セーラー戦士とザコ敵との戦いに巻き込まれた時はレイを逃がそうと己の身を幾度となくザコ敵の前に晒して時間稼ぎを行った(そしてザコ敵の一撃で気絶する)。
レイと地場衛が付き合っていたと知って、島田ボイスで熱唱する「あずさ2号」をバックに火川神社を飛び出したこともあるが、最終的に元の形に戻った。
準レギュラーとなれたのは、その己の身をも顧みない一途な無謀ぶりが視聴者の支持を得たためと言われている。
ダークキングダム四天王のジェダイトが一時期火川神社に潜入した立ち位置に、雄一郎が入れ替わるような形で登場した。
前世のジェダイトとマーズが恋仲だったという原作設定を使用したSFCゲーム『美少女戦士セーラームーン Another Story』ではそれを意識してなのか、ジェダイトにそっくりなファッレグがマーズに一目惚れしてついてくる。その様子はレイに恋する雄一郎のようであった。