概要
天帝国の帝国議会を牛耳る八人の最高幹部の総称。
天帝から政務を実質任された存在でその正体も分かっておらず、人前にも姿を現さない謎の集団。普段は帝都の地下五千メートルに存在する議事堂「見えざる意思」にいる。
イスカを反逆罪で投獄した一年後に釈放し、彼の大望である和平交渉をちらつかせて純血種であるアリスの捕獲を命じながら、彼の和平交渉という路線は端から眼中になく皇庁との全面戦争と魔女と魔人の殲滅に舵を切ろうとしており女王の捕獲作戦を画策し璃洒を始めとした使徒聖に協力を依頼している。
クロスウェルが皇庁よりも毛嫌いし警戒している存在。
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ネタバレ
これより先は10巻以降のネタバレがあります。閲覧注意。
実は彼らこそが100年前の帝国と皇庁の戦争の始まり――星脈噴出泉を起こした元凶である。
100年前は先の天帝に仕えたあらゆる学問を修めた学術者たちの集団で八大長老と名乗っていた。当時から天帝の寵愛をいいことに好き勝手をしていたため、当時から皇太子であったユンメルンゲンからは嫌われていた。
星の深奥に眠る未知のエネルギー――星霊を求めておりそのために暗躍。
しかし当時は彼らも星霊が人に憑依するほど親和性の高いものとは知らず、実際はそのエネルギーで天帝や皇太子ユンメルンゲンを葬る気でいたが、多くの星霊使いを産み、挙句にユンメルンゲンがそれを超えるものと化したことでこのままではパワーバランスを彼らに奪われることを危惧した彼らは星霊使いたちを『魔女』や『魔人』とレッテルを張りつけ迫害を開始。
始祖となったエヴたちが帝国を脱出しようとした時も星霊使いのひとりを悪辣に脅して寝返らせ、帝都炎上の罪を彼らに着せるなど悪逆非道を極めた。
その後は肉体を捨て電脳体の姿となって100年を永らえ、今や星霊以上のエネルギーとして星霊を超える星霊『大星災』を追い求め相変わらず私欲に邁進し、星霊使いを迫害しながらその力を利用した星体実験を繰り返している。イスカに命じたアリスの捕獲にしても星体実験の被検体を求めてでしかない。