概要
CV:田中真弓
好戦的で、戦闘時はイタダキマンに変身してから巨大化して如意棒を使って戦う。
これまでのタイムボカンシリーズのようなメカを使った戦闘はほとんど行わない。
その代わりに、彼自身がイタダキマンに変身・巨大化し、自らの力で戦っている。
普段は、オチャカ校長の密命を受け、二束三文トリオと行動を共にしている。つまり「悪側にスパイとして潜り込んでいる善玉」という、珍しい立ち位置の主人公である。
母親と生き別れており、彼女の行方を捜すのを目的としている。最終回では、母を探し出すために、一人旅立った。
善側のたてまえトリオが持つ『オモンキ』のシンバルにより、イタダキマンに変身できる。
そして、二束三文トリオが妖怪をパワーアップ、またはリリーフメカでオシャカパズルを手に入れた際には、「イタダキマン二段変身」で巨大化。全身にプロテクターを装着する。
等身大、二段変身ともに、如意棒が武器。また、等身大時に腰に付けたひょうたんから、三台の「筋斗雲メカ」を取り出し、移動や戦闘補佐に用いる(イタダキマンの当該記事参照)。
減らず口
その特徴として、実に口が悪い。
通常時はもちろん、戦闘時になると口が回り(演じている田中真弓氏のアドリブも相まって)、減らず口をのべつまくなしに叩く。そのため、「本当にコイツ善玉のヒーローなのか」と思ってしまう事もしばし。
例:
:5話、敵妖怪を二束三文トリオがけしかけ、巨大化させた際。本人は端の壁で座り込み一休みしており、巨大化したのを見て、
「俺の口上に負けず劣らず長い段取りだったな。まーた巨大化してんでやんの。あきないねえ、けどもう少し考えろよなー、頭が天井からはみ出してるじゃねえか!(巨大化したのが室内だったため、頭部が天井にめり込んでしまってた)」
この後、反省会している二束三文トリオに対し「やっぱし進歩ないのよねえおいちゃんたち」「毎度毎度反省会したっておんなじだと思うけど、人間やめない限り」
(これに対し、ダサイネンは「それはもうずっと前に終わったの!」と返している)
:7話
バクの妖怪が登場し、巨大化した際に、
「こらこら妖怪、お前恥ずかしくないのか。何かと言えばすぐデカくなりやがって。そういうのをバクの一つ覚えって言うんだ。バクに付ける薬はねえってからなあ」
:12話
某ベルばらのオスカルを思わせる外観で、男性を憎むメスカマキリの妖怪が登場。男性を憎んでおり、登場したイタダキマンに「またまた余計なオスが出て来たな」と言ったのに対し、
「ここで会ったが『オス!』なんちゃって」
「やい男嫌いのカマキリめ、恐らくお前は男から相手されない、オールドミスなんだろー」
(これを聞いた直後、トンメンタンは「今日のイタダキマン、キッツい事言いよる」と言っていた)
この直後、鎌を出現させた妖怪に対し、
「お、やっぱりね。カマキリの武器はオカマと昔から決まってるからなあ」
(これを聞き、「オカマじゃなくて大鎌だ!」と切りかかられるも、結局如意棒に翻弄される)
いつものパターンで巨大化する相手に対し、
「毎週見る毎度おなじみのあの電波は」
「ちぇっ、でっかいのにいちいち驚いてたら奈良の大仏様は拝めないってんだ」
カイコのゾロメカが吐く糸で、繭状態にしたところ、
「そろそろ仕上がったようだから、最後のとどめといきますか」
如意棒を振りかぶり、
「とりゃーっ!とどめ……と思ったけど、そんな必要も無さそう」
と蹴りを食らわせ、相手を爆破。
ちなみに、決め台詞の「ここで会ったがこんにちは」は、「ここで会ったが百年目」と台本に書かれていたセリフを、田中真弓氏がアドリブで言ったものらしい。