概要
ウォルロ村で宿屋を営みつつ、祖父と暮らしている少女。青紫の髪にバンダナを被っている。天使界から落ちてきた主人公を見つけて住まわせてくれた、主人公の恩人。
村の青年で幼馴染のニードに想いを寄せられているが、本人は気付いていない。これが最初ニードが主人公に厳しかった理由である。
宿屋経営でよそ者の扱いに慣れているのか、村人の中では彼女と彼女の祖父は他の村人より一回り優しい。しかし村長やニードの言い分も間違っているとは言いきれず、悪く言えば主人公はリッカ達に甘やかされているとも言えるだろう。
父のリベルトはかつて「宿王」の称号を得るほどの偉大な宿屋の主人であり、彼女もその資質を受け継いでいる。その資質をルイーダに見込まれてスカウトされ、セントシュタインで「リッカの宿屋」を開いて主人公の旅をサポートしてくれる。
宿屋では宿泊の他にすれ違い通信の手続きも行っている。
また、配信クエストをクリアしていくことで、旅の仲間にすることもできる。因みにクラスは魔法使いでレベルは1。装備品はリッカのバンダナ・リッカの服・リッカの靴。ルイーダやロクサーヌに比べると地味だが、なかなか優秀な防具でもある。
セントシュタインで別れてから彼女に一切会わずにゲームをクリアすることも可能なので、物語的に重要であるとは言い切れないが、大抵はすれ違い通信などを利用する際にお世話になっており、システム上では他の宿屋メンバー同様重要な役割を担っている。
リッカを囲む人々
- おじいちゃん:リッカの祖父で彼女を溺愛する好々爺。主人公に対しても極めて優しく、孫の友人と言う事で自宅に逗留させ、主人公とリッカがセントシュタインに旅立つ時にはさびしそうに見送っていた。そこまでは、「孫の旅立ちと成長を見守る祖父」のステレオタイプである。…だが、その正体は宿屋経営のエキスパートで“宿鬼”の異名を持つ世界宿屋協会の会長。息子のリベルトや孫の親友ニードを一流の宿屋経営者にした実力者で、宿屋がらみのクエストには幾度か顔を出している影の実力者的存在。
- リベルト:リッカの実父で故人。愛娘を心配して幽霊になってしまうが、主人公の助けで成仏した。父に鍛えられて宿王になった過去がある。
- ニード:ウォルロ村長の跡取りだが、定職につかぬどら息子。リッカに惚れており、主人公と幾度か悶着を起こす。リッカの宿を引き継ぐが、好い加減な経営で評判を落としまくったので見かねたリッカの祖父に叱られて再教育され、一流経営者になる。どう見ても元ネタはニートだが、ネット上ではNeed(必要)と言う意味と掛けたのではないかと言う説もささやかれる。なお、イザヤールと共に主人公と共闘するNPC。
派生作品
ドラゴンクエストヒーローズ2や、いただきストリートにも登場している。