皿なんてこの世から消えてしまえばいい
概要
12年前に事故で他界した舞台女優。
ドクトル・ホグバックが墓暴きを行って遺体を持ち帰り、戦闘用に肉体を強化改造した事により兵士(ソルジャー)ゾンビとなった。
スリラーバークでホグバックの使用人を務めている。
なお生前は明るい性格だったが、ゾンビの方は非常にダウナー。影はとある屋敷に勤めるマルガリータという女性のもので、シンドリーが皿嫌いなのは彼女の性格を反映している。
「〜してしまえばいい」「〜なればいい」と言うのが口癖。
プロフィール
本名 | ビクトリア・シンドリー |
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年齢 | 享年24歳 |
身長 | 188cm |
所属 | スリラーバーク兵士ゾンビ |
所属船 | スリラーバーク |
出身地 | 西の海 |
誕生日 | 5月4日 |
血液型 | F型 |
好物 | ピッツァ・マルゲリータ |
CV | 桑島法子(ゾンビ)、進藤尚美(生前) |
能力
皿を手裏剣のように投げて戦うが、ホグバックの改造により華奢な体からは想像も付かない筋力を持っているため、肉弾戦も可能。
生前は戦闘能力皆無だったと思われる。
性格
- 生前
貴族の生まれだが気取らず家族思い、誰にでも優しい素敵な女性だったという。
子供の頃から人気者で大人になってもそれは変わらなかった。
- ゾンビ
元々人格が違うので非常に物静かになり、更に毒舌になっている。また、前記した影の持ち主の影響から皿嫌いになっている。基本的に料理を皿に盛りつけるような事をせず、お盆やテーブルクロスなどの上に直置き。そのくせスープスパゲティなど、食べるにせよ運ぶにせよ皿が無いと困るような料理をチョイスしがち。
普段はホグバックに冷たいが、肉体改造を受けているためいざという時は忠実な部下となる。
チョッパーは言いなりになっている彼女を見てホグバックへの怒りをあらわにした。
活躍
- 生前
舞台女優として高い人気を誇り、国中の男性を魅了したという。
かつてホグバックに診察してもらった際、白衣のボタンを縫いつけたのがきっかけで彼から好意を寄せられていたが、婚約者がいたため求婚を断った。
そしてある日シンドリーは舞台から転落して死亡。訃報を知ったホグバックは失意のあまり仕事に身が入らなくなり、ついに世間から姿を消してしまう。
彼がモリアに出会ったのはこの頃であり、シンドリーを復活させる条件でモリアの誘いに乗った。
そこでホグバックは墓地へ赴いて墓暴きを決行。棺を掘り起こすとシンドリーの遺体を盗み出し、屋敷の研究室で改造手術を施したのだった。
ちなみに埋葬されていた時の遺体は白いドレスを着ていたが、ゾンビになってからは舞台女優の服装になっている。
- ゾンビ
当初はホグバックの忠実な部下としてスリラーバークにやって来た麦わらの一味からの影の採取を手伝っていた。
そして戦闘に突入した際はチョッパーたちを一方的に攻撃。
しかしチョッパーは反撃することなく、人型に変身して彼女を取り押さえ、ホグバックに対して「命をバカにするな!!お前が一番人間扱いしてないんじゃないか!!!」と怒りをぶつける。
そしてジゴロウと犬ッペがいなくなったあと、ホグバックはシンドリーに時間稼ぎを命令するも、突如体の自由が利かなくなる。
それどころか「体が…動きません」と涙を流し、まるで本来の体の持ち主が抵抗しているようにも思える光景であった。
ちなみにアニメ版ではこの場面にシーンカットが追加されており、「もう止まっているシンドリーの心臓が鼓動を打つ」という描写がある。
すぐに体の自由を取り戻して再びホグバックの言うことを聞くようになるが、ホグバックはがれきに挟まれて体が動かなくなり、シンドリーに自分を助けるように命令する。
しかし、シンドリーは再び体の自由が利かなくなり、チョッパーとロビンの方に体を向けて生前のような笑みを見せた。
このとき、一瞬だけ亡くなった体の持ち主の人格が復活したと推察される。
最後はモリアに強引に影を奪われ死亡し、影もナイトメアモリアが倒されたことによりマルガリータの元に戻った。
マルガリータ
シンドリーに入れられた影の持ち主、マルガリータ。
彼女は昔婚約していた大富豪の主人の愛を試す為に主人の宝物の十枚の皿を全て叩き割った所、婚約破棄され顔にハナクソをつけられて追い出される。それが理由で、皿嫌いになった。
モリアに影を抜かれてからもある屋敷で使用人をやっているが、改心したのでもう皿に恨みはないらしい。
影が戻ってきたときには驚きのあまり家宝の皿を割ってしまうが、その主人からは無事に許された。かっての主人と今の主人が同一人物かは不明。