概要
別名:コハダ、シンコ。
体長26cm。
食べ物は主にプランクトン等。
本州中部以南、東シナ海/南シナ海北部等に生息。
海藻の繁茂した所に棲む。体は著しく側扁し、腹縁に稜線を備える。体の背部は青色、腹部は銀白色。背鰭の最後軟条は糸状。肩部に明瞭な1黒斑がある。
コハダとよばれる中形の者は、寿司ネタの種として重用される。濃厚な旨味は、脂肪分が多いためであるが、一方でしつこさとなる。そのため、寿司ネタにするときは酢で占めて用いる。また小骨が多いので身を細く切るか、ハモのように骨切りして使う。
酢占めした物は、寿司の他、酢の物にも使用する。大きい者は煮つけ、塩焼き、唐揚げに用いられる。正月料理用として保存が効く粟漬けがある。頭、内臓を除き、軽く塩漬けにした後酢に漬け、蒸した粟をまぶし、箱に詰めて軽く押す。広島地方では、このしろ汁にする。