概要
ボムを多用する『ずっと俺のターン』的なスタイルはあまり変わらないが、過去の作品(マイルSTGに限らない)と比べてかなり異質な作風になっている。
グラフィックもトゥーンシェーディングの3Dポリゴンモデルというよりはのっぺりとした『イラスト』で、『とびだす絵本』を髣髴とさせる。
ゲームのコンセプトは『謎解き』とkarousに引き続き『成長』。
なお、マイルSTG唯一の『被弾ごとに死ぬ』作品である。
注1:他の作品はライフ制を採用し、被弾ですべてのライフを失うと自機が破壊されて死ぬ。
注2:被弾すると『ああ"あああぁぁぁ~っ』という奇声(否悲鳴)+感電する骸骨+天使の輪が表示される。明確に死んでいる。ちなみに、この声は音楽担当k.h.d.nのメンバー、林康の肉声を加工したもの。
マイルストーンの操業停止後に作品制作を引き継いだ『株式会社 クロン』のメンバーが新たに立ち上げた『株式会社 RS34』がSWITCH用ソフト『イルベロスウォンプ』を制作中。
2020年冬に発売予定だったが2021年10月14日予定に延期。公式サイト
ダウンロード、パッケージ両方で発売でパッケージ版にはラジルギスワッグが同時収録される。
異質な点
ドール
今までのマイルSTGに存在していた近接攻撃『ソード』が今作では廃止されている。
その代わり、自機と分離して遠隔操作で攻撃が可能なオプション『ドール』が搭載された。
これだけなら他のSTGにも有りそうだが、『敵に重ね合わせると手裏剣がばら撒かれ
その敵への大ダメージのみならず全体攻撃も可能になる』という特徴がある。
ただしドールの移動中は自身も移動してしまう(ドールの固定は可能)為、被弾の危険性も増す。
隠しステージと『運命の鍵』
ステージに配置されている『入り口』に入ると、十数秒のみの『隠しステージ』に突入する。
この隠しステージで敵(ステージによっては固定砲台のみでもよい)を全滅させると倍率アイテム&真ボス戦突入の条件である『運命の鍵』を獲得する事が出来る。
この『入り口』自体が隠れていたり、見つけても開けるのに条件があったり、入ってもクリアに必要な攻略パターンや最低レベルが存在したりと、『ドルアーガの塔』を髣髴とさせる謎解きを要求される。
グラフィック
……この世のどこに、手首や顔面や回転寿司やらが攻撃してくるSTGがあるだろうか。
しかも極彩色を至る所に使用しているのでさながらドラッグでもキメたかのような正体不明の狂気に満ちたカオス空間が出来上がる。
ちなみにイルベロの舞台はオンラインゲームであり、敵は主人公の恐怖や憎悪の具現だそうだ。