概要*
アイテム番号:SCP-050
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:これまでのところ、SCP-050を収容するためのあらゆる試みは成果を上げていません1。現在、SCP-050を入手した職員は、普段使用しているオフィスに放置することになっています2。
説明:SCP-050は高さおよそ30cm(約1フィート)3ほどの、本を読む猿の姿をした彫像です。彫像の底には筆記体で「最も賢きものへ」と彫られています。
この彫像はどんな形での損傷も受け付けないことが分かっています4。そのため、この彫像の正確な製造年代を判別する方法はありません。
SCP-050は単体で放置されることで、現在の所有者に対して有益な事象と迷惑な事象の両方を引き起こします5。観察のため設置した録音・録画の方式や量を問わず、移動する姿は観察されていませんが、その部屋は完璧な清掃を施され磨き上げられます。事務書類はファイルに整理され、ゴミ箱は空になり、全体的に室内は片づけられます。しかしながら、SCP-050はその時に所有者に対する罠を仕掛ける傾向もあります。そのため所有者は入室時にオフィス内を厳重にチェックすべきです。
Footnotes(補足)
1. SCP-050を用いた実験は現在許可されていません。
2. 未使用のオフィスに放置した場合、SCP-050はその時点での所有者の家に現れました。この反応は管理規定に反する状態になるため容認出来ません。
3. この表記はSCP-050の特性の一つです。どのような測定記録も米国慣用単位に変換されてしまいます。
4. SCP-050を損傷させようとする試みは致命的な「いたずら」を引き起こしました。よって現在、損傷を与えるような実験は許可されません。
5. 文書050を参照
参考サイト
http://scp-jp.wikidot.com/scp-050