SCP-053とは、SCP財団によって収容されているオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP-Foundation」に登場する人物。
一見するとごく普通の花柄ワンピースを着た推定年齢3~4歳ほどの少女で、肉体の組織構成は人間と全く変わらず、性格や所作も年相応の無邪気な幼女そのもの。
しかし、その正体は周囲に破滅をもたらす危険で不可思議な特殊能力を持った存在である。
能力
彼女と直接接触した生物は狂気とも呼べるほどの常軌を逸した被害妄想に駆られて正気を失い、「殺られる前に殺れ」と言わんばかりに目に付く者全てを殺し、最後にはSCP-053をも殺害しようとする。が、SCP-053に危害を加えようとした途端に心臓発作を起こし、傷を付けたところで死亡してしまう。
SCP-053本人はどれだけ激しく傷つけられようとも、一瞬で完全に再生・回復してしまうバケモノ染みた不死身さを持つため、殺すことは不可能とされる。
自分の能力については無自覚らしく、能力が発現してもたらされた惨状に怯えたりする。
対応
彼女の能力は気密防護スーツなどで直接的な接触を避けることである程度防ぐことは可能だが、それでも近くに居れば10分ほどで侵食され、同様に狂気に駆られてしまう。
普段はおもちゃや食事、お菓子などを与えられ、かなり丁重に世話されているが、能力の効果が及ばない隔離室に厳重に閉じ込められている。
見た目は無邪気な少女でも、それだけの対処が必要なほどに脅威となる存在なのである。
だが、ただ1例だけ、彼女の影響を受けた際、普段は非常に強い攻撃性を有しているにもかかわらず、逆におとなしくなった生物も存在している。
これは彼が元々持っている攻撃性が彼女の異能による被害妄想が齎す攻撃性と重なった結果打ち消し合って(マイナス×マイナス=プラス)攻撃性が一時的に消失したからなのか、それとも彼女に危害を加えることでおこる死亡を回避したからなのか。
詳細解説はSCP財団日本支部の該当ページへ。
pixivではSCP-682とカップリングで描かれる事が多い。
関連タグ
SCP-120-JP,SCP-461-JP,SCP-835-JP,SCP-014-JP-J,SCP-544-JP:少女と関係があるSCP