フン。このオレが追いつかれるとはな……。だがここまでだ。いくぞ、エックス!
人物像
CV:細井治
異名:アクアデストロイヤー
エイ型レプリロイド。レプリフォース海軍(レプリシーフォース)所属。
軍人であることに誇りを持ち、カーネルやジェネラルを尊敬している。
開戦後、レプリシーフォースを率いて都市の地下動力炉を破壊。混乱に陥れた後、港湾施設に立て篭もろうとしたが、エックス、ゼロの追跡にあい、迎え撃つことになる。
加速をつけての突進の他、小型のエイ型メカ「グランドハンター」や水流を起こして戦う。
また、何気にロックマンシリーズで初めてボス部屋以外のエリアにも現れるボスキャラクターでもある。
道中で乱入してきた際にもライドチェイサーで体当たりするなどしてダメージを与えれば逃げていくが、ここでどれだけ痛めつけてもボス戦時の内容が変わることはない。
普通に考えて、バイクで直に轢いたらフロストタワーなんかよりよっぽど深手を負いそうなものだが…。
使用技
グランドハンター
「これでもくらえ!」の声の後、膝の中から青色の小型エイ型メカニロイドを放出する。
体力が減るとエイ型メカが赤色に変わり、青色よりも軌道が複雑になる。
体当たり/ダイビング
「でぃやぁぁぁぁ~っ!!」の声と同時に、体当たりを仕掛けてくる。
通常時はU字の軌道だが、体力が減ると加えて真横や上下の軌道も織り交ぜてくる。
吸引
腕を吸引装置に変形させ、「そらそらぁっ!」と声を上げて、エックス、ゼロを吸い込もうとする。
戦闘開始直前の台詞
「クラゲの方が、まだ手応えがありそうだ!」
「軍の誇りに懸けて、貴様を倒す!」
「さらばだ・・・海の藻屑と消えるがいい!」
弱点武器
エックス:フロストタワー
ゼロ:氷烈斬
弱点武器で攻撃すると「ぐあっ!」と叫び、体が凍る。
しばらく凍ると「でぃやぁぁぁぁ~っ!!」と声を上げて氷を突き破り、上空に逃げていく。
その後も無防備に降りてくるので、そこに間髪入れずもう一撃……。
何故エイが氷の技に弱いのかは不明。
エックスのフロストタワーなら簡単に当てることができるが、ゼロの氷烈斬は下向きの攻撃となるため、安定して当てるには少々コツがいる。
ゼロの眼前の敵にもギリギリ当てられることと、スティングレンの浮遊する高さと二段ジャンプの高さが丁度合うことを把握しているか否かでかなり難易度が変わるはず。
獲得武器
グランドハンター(エックス)
通常:地形に沿って移動するエイ型メカニロイドを発射する。
発射直後はやや斜め下を向いた横方向に前進し、着地するとそこから地面に沿って前方に、壁に当たった場合は壁に沿って下方向に沿って進む。
空中を飛んでいる間に十字キーの下方向ボタンを押すとその時点で軌道が真下に変化する。
3発まで連射できる。メタルガビョールを破壊できる貴重な武器。
チャージ:水平に飛ぶエイ状の大型の弾を発射する。
エイ弾が画面内にあるとき、上もしくは下方向ボタンを押すことでエイ弾を上下に分裂させる事が出来る。
分裂させると上下5発ずつの小弾になって消滅する。通常時と同じく、メタルガビョールを破壊できる。
飛燕脚(ひえんきゃく)(ゼロ)
空中で、ダッシュボタン。
エアダッシュ移動が可能になる、移動専用の技。攻撃力は一切無い。
X5以降では、この技が最初から使用可能になる。
コミック版では
岩本佳浩氏のコミック版では8体の中で2体目の登場。そしてX4でゼロが初めて戦うボスとなる。
「義」を重んじ、カーネルを崇拝する責任感のある人物として描かれている。
部下も大切にしていたようで、ゼロと邂逅した際に彼らを離脱させて単身で戦いを挑んだり、彼の身を案じた部下達が命令違反をして駆けつけてきた事からも、その片鱗が窺える。
カーネルが終生のライバルと呼ぶゼロに一定の尊敬の念も抱いていたようだが、ゼロがカーネルと敵対する立場になった事がカーネルへの裏切りだと考え、強い憤りと共に襲いかかる。
先述の通り、最終局面で部下達がスティングレンを庇って駆けつけてくるが、その瞬間、ゼロ諸共自衛団の一斉射撃を受け、部下を撃つなと最期まで懇願しながら落命した。
余談
X4での再戦時で唯一戦闘時の地形が初戦時と違うものとなっている。天井の有無だけであるがエックスが戦闘する際は有利に、ゼロが戦闘する際は不利となってしまっている。
関連タグ
トラウアーレ・ヴレーデ:戦闘前台詞がスティングレンから引用されている。