1985年5月8日生まれ、福島県郡山市出身の男性漫画家。妹がいるらしい。
現在、アメリカ合衆国ニューヨーク在住、パーソンズ美術大学の現役学生。
web漫画『AxisPowersヘタリア』の原作者で、webサイト「キタユメ。」とブログ「竹林」などで漫画の多くを更新している。
経歴
- 2003年3月 『すすめ!きたこー放送部』でジャンプの手塚赤塚二大賞で最終候補。
- 2003年9月、『いなかのノノ』でジャンプの手塚赤塚二大賞で最終候補。
- 2006年4月、『ずろうの棲処 前編』でふりーむ!フリーゲームコンテストで最優秀賞。
- 2008年3月、幻冬舎より『Axis Powersヘタリア』で商業デビュー。
- 2009年2月、『コミ人物ックバーズ』4月号より『ちびさんデイト』新連載開始。
概要
- 2003年からウェブ上で創作活動を始める。初期の頃は「日丸屋和良」のペンネームで活動していた。また「日丸屋」というペンネームは知人から受け継いだものであり、意味や由来は本人も知らない。ちなみに、受け継がなければ今頃「もつなべ」というペンネームになっていた。
- ウェブ上での連載作品である『すすめ!きたこー放送部』、『バルヨナボンバーズ』は放送部活動を主題にした--漫画であるが、作者自身も高校在学時に放送部に在籍した経験がある。
- 妹がおり、妹はこどもちゃれんじをしていた。 旧サイトではこどもちゃれんじを擬人化した下ネタ漫画「しもじろー」を読むことができる。
- どうも賛否両論、分かれる人のようだ
【参考】 Amazonのレビューより
1,
ヘタリア、マジでおすすめです!
- 知らない人が見たらただの国擬人化に見えますが、これは違う。
- ありとあらゆるブラックユーモアあふれた描写は、作者は天才だと賞賛したくなります。しかさ、それでもよくあるブラックユーモアものの刺々しさも、ほんわかとした絵柄のおかげで程良く押さえられています。
- 人種差別とか言う人は、まだヘタリアを見てない人でしょう。差別ではなくて冗談なんですから。
- しかし、冗談に情熱をかける作者はすばらしい。さすがエンターテイメントの鑑!
2,
- この漫画の趣旨を日本人(作者)がそれぞれの国をイメージした「擬人化作品」と誤解している人が多いように思われる。 欧米のジョーク文化の中に「エスニックジョーク」と呼ばれるジャンルが存在するのをご存知だろうか?
- ヘタリアの作者は欧米のエスニックジョークに描かれた民族像を緩く改変して漫画としたに過ぎない。 どのように「緩く改変」したかと言うと、それはご自分で欧米で語られる民族像に対して最も「改変」されたポーランドに対するエスニックジョークを調べられては如何だろうか?
- ポーランド人が「無能の象徴」としてジョークの世界で扱われている事に気づくのはそう難しくないはずだ。 また、欧米では戦争も貪欲にジョークの種としてとして使われている。
- 戦争は多数の国々が国境を接して勢力を争っていた欧州、「フロンティア」を求めて勢力を国外へ伸ばした米国の歴史では必然であり、小国は強国の威を借りて延命を図り、有利な方へ加担するのが常で、そのような行動を繰り返した国の民族はジョークの世界観では「弱小」、つまりは「ヘタレ」と位置づけられている。
- 欧米人が戦争をジョークとして消化しているのも度重なる戦争で幾度と無く敵と味方が入れ替わり、「今日の敵は明日の友」と言えるような国際情勢に揺さぶられ、「終わった戦争は水に流す」というような気風があるからであるが、戦争を神聖視して一種のタブーと見なす日本人には理解しがたい事だ。
- 以上の事をふまえて、「エスニックジョークが何の事か解らない」「戦争を茶化すなんて許せない」という人にはまずこの作品はお勧めできない。
- 欧米の歴史に知識を持ち、エスニックジョークに対する理解をした上で、コミカルに描かれたキャラクター達によって知らされる「欧米のジョーク文化の一端」をつまみ食いしていただきたい。