クイーンチャッピー
くいーんちゃっぴー
生態
和名 | デメマダラ(卵嚢肥大固体) |
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分類 | イヌムシ科 |
全長 | 480mm |
概要
『ピクミン2』に登場するボスクラス原生生物。
種族としてはチャッピー(アカチャッピー)と同じデメマダラに当たる。
デメマダラは通常、蟻や蜂のような社会性を持たないが、環境の変化等(特にエサとなる小動物の枯渇)によってエリア内の一番体の大きなメスの卵嚢が肥大化、その個体を女王とした社会形態を一時的に取ることがある。クイーンチャッピーと称されるこの個体はその女王個体である。
またグループ構成の際に、その中のオスは生殖に関わる個体をのぞいてほぼ全てメスに性転換する性質を持つ。
エサとなる小動物の枯渇によってクイーンが発生する、チャッピー達は背中の模様で同族を識別している為にまだ模様の無いベビーチャッピーを同族だと認識できない、という情報をまとめると、どうもクイーンは同族の非常食にするためにベビーを産んでいるようだ。(あるいは逆に、ベビー達を食糧難のその場所から新天地へ行かせるための生存戦略か。)
普通のチャッピーが真ん丸な感じで可愛らしいのに対し、まるで巨大な芋虫のような姿になっており非常に不気味。
生物図鑑などで石化させたらさながら「食事中の方は注意」にしかみえない。
ちなみに、チャッピーとしては非常に珍しく、ピクミンに対して捕食攻撃を一切行わない。
ルーイメモによると、卵巣の塩漬けは珍味of珍味sとのこと。一度ご賞味あれ。
・・・フグかよ!
ゲーム中では
ボスクラスの生物でありながら作中では3回も登場する割と優遇された立ち位置。
転がり攻撃によって側面に対しては滅法強いが、正面と背後に対する攻撃手段を一切持ち合わせていないため、攻略法さえわかればなんてことはないだろう。
ただしそれは最初の洞窟(「けだものの穴」)での話である。
「辺境の洞窟」では、大幅にパワーアップを遂げた個体が最深部ボスとして登場。
こちらはなんと尻から無尽蔵に「ベビーチャッピー」を産み出してくる(総数が50匹になるまで)。
ベビーチャッピーは、体力こそオリマーパンチ一発で死んでしまうほどに貧弱だが、捕食スピードはチャッピー系最速。その上、自分のHPが0になろうとも現在実行している動作を決して中断しないので、噛まれたピクミンは道連れを食らう。
ピクミンで処理しようものなら悲惨な結果しか見えないのでオリマー達で処理した方が良い。
なお、クイーンチャッピーの転がり攻撃にはベビーチャッピーも巻き込まれる。産んだばかりの子を親がプチプチと潰してゆく光景には哀愁が漂う。
正面側に陣取ってクイーンチャッピーに猛攻を加え続け、転がり攻撃を誘発する事で、ベビーチャッピーを正面側に到達させずに戦う事が可能。
こちらがフロアに降り立った時点で多くのベビーチャッピーが配置されてしまっているので、まずはオリマー達にベビーチャッピーを倒させよう。
ここに登場する個体に勝利すれば、オリマー達の走行速度を上げるアイテムを入手できる。
更に、オリマー&ルーイ編のクリア後に探検できるボスラッシュダンジョン、「百戦錬磨の穴」では更なる強化版が登場。
ベビーチャッピーを産むだけでなく、転がり攻撃での壁激突時に前方に落石を発生させるようになった。
これによって、今まで疎かだった前後に対する攻撃が可能となり多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
余談
- 初めて出会うボスでありながら、全長はピクミン2に出てくる生物の中で最長の480mmである。
- けだものの穴地下5階のポッドの真下にはクイーンチャッピーの脱皮した脱け殻がある。
- 『おどるメイドインワリオ』では、プチゲームのプレイヤーとして登場し、クイーンチャッピーを操作してピクミン達を潰していく。
スマブラSP
スピリッツとして登場。プレイアブルキャラクターに装備させる事で、能力を上昇させる役割がある。
直接仲間にする事は不可能で、アドベンチャーモードやスピリッツボードに登場するチャッピーを倒して仲間にし、レベルを上げる事でクイーンチャッピーへ超化させるという形で入手できる。
階級としてはピクミン2内で出番の多いボスであった事が買われでもしたのか、最上位のレジェンドに設定されている。
能力としては防御属性のアタッカースピリットという所属で、攻撃力も悪くはないものの特に防御力に優れている。
2つあるスロットにサポータースピリットをセットして、更なる強化を行う事が出来る他、「たべるといろいろ強化DX」の能力を持つので、クイーンチャッピーを装備している時に回復アイテムをみかけたら積極的に拾いに行こう。
スマブラにおいてはたべるといろいろ強化DXを持つが、上述の通り、原作のクイーンチャッピーは捕食を行わない。スピリットのレベルを上げるには主に「おやつ」を与えるという手段をとるというのもあり、スマブラにおいては単におやつを食べまくって太ったチャッピーとして扱われているようにも見える。