「お前たちは同胞を殺めた報いを受けなければならない。」
概要
タワーディフェンス・ゲーム「アークナイツ」の敵キャラクター。
レユニオン・ムーブメントを過激な組織に変貌させた指導者でありカリスマ的人物。
他のリーダー同士がほぼ同じような地位にあるのに対してタルラは全てのリーダーをまとめるような存在のため他リーダーとの関係としては完全に上となる。
以前はここまで苛烈な人物では無かった様子。
フロストノヴァやファウストから不信がられ、タルラの行動には賛同をしていなかった。
戦闘能力
「生ける怪物」と評されるほどの戦闘力を誇り、ロドスの救出部隊全員や制限を解放したアーミヤに結果的には圧倒するなど他の登場人物とは一線を画する。
「あれって剣術って呼べるの? 近づく前に消し炭にされるわよ」
と言われるほどである。
本編での動向
チェルノボーグ占領後、龍門への攻撃を実行。
しかし、ロドスと近衛局の反撃でレユニオンの襲撃部隊は壊滅。しかしなぜかサルカズ傭兵や遊撃隊といった精鋭を増援として送ることはなかったため、幹部や兵力の大半を失う結果となった。
その後、チェルノボーグを龍門に衝突させ、ウルサスと炎国との間に戦争を引き起こそうとする。
また、自分に反旗を翻したWを返り撃ちにし、彼女が指揮するサルカズ傭兵隊の指揮権を握った。
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以下、アークナイツ本編における深刻なネタバレ
本名はタルラ・アルトリウス。チェンの異父姉妹である。父はヴィクトリアの貴族のエドワード・アルトリウスという人物であり、ヴィクトリアから姿を消したとされる種族ドラコの生き残りの一人。
幼いころに陰謀によって父を失い、チェンとともに龍門で育てられた。二人の仲は極めて良好だった模様。
しかし、本編の数年前、かつて龍門で大きな勢力を誇ったウルサスの貴族であるコシチェイ伯爵によって誘拐されてしまう。
彼女はコシチェイによって後継者として育てられたが、悪辣な彼のやり方に対して大きな不満を持っていた。
この間に鉱石病に感染した模様。
ある時、ついに彼の殺害に成功。その後逃亡し、ある小さな農村の老夫婦のもとに居候していた。
しかし、隠れ感染者だった老人をウルサス兵が殺害、怒りのまま飛び出して彼らを蹴散らすと、同じ感染者である友人のアリーナを連れて村から逃げ出した。
その後はウルサス西北凍原で感染者たちを集め、小規模な自助組織を結成。その後パトリオットやフロストノヴァ率いる遊撃隊と合流。タルラの理想主義的な考えに二人は最初は反発していたものの、彼女の熱意にほだされ、彼女を守るようになっていった。
孤児であるメフィスト、ファウストや、ウルサスへの強い敵意を持つクラウンスレイヤー、スカルシュレッダーらもメンバーに加える。
組織の規模は次第に大きくなっていき、いつからかレユニオン・ムーヴメントを名乗るようになった。
だが、タルラにとっての転機が訪れた…というより、訪れてしまった。
親友であるアリーナが、物資の調達中、何者かに襲われて死亡してしまったのである。
最大の理解者であり、理想主義のあまり時に過激な方向に走る傾向もあったタルラのストッパーであった彼女を失ったことは、タルラを大きく打ちのめすことになった。
そしてある日、組織を抜けた感染者の無事を確認するため、とある小さな村を訪れたのだが、その感染者の一団が保管庫に閉じ込められて餓死させられたことを知ってしまう。
その憎悪のまま村にアーツで火を放ち村人を虐殺。我に返ったときにはもう手遅れであった。
実はコシチェイは彼女を自分の後継者とするため、生前に彼女にアーツをかけて彼女の思考や記憶をゆがませていた。
この一件の後、コシチェイ、いや、その中に潜む怪物不死の黒蛇は現実に絶望しきったタルラの精神を乗っ取ることに成功。フロストノヴァやファウストが語っていた「彼女は急に人が変わった」とはこのことである。
その後は前述のとおり、コシチェイの計画する「戦争によるウルサス再建」のために行動していた。
だが、彼女の精神は完全に乗っ取られたわけではなかった。
不死の黒蛇に乗っ取られた状態でのアーミヤ、チェンとの戦いの中で、ついに主導権を取り戻すことに成功。
チェルノボーグの緊急ブレーキを作動させたことで、戦争は未然に回避された。
その後はロドスの捕虜に。生きて償おう、という意思の表れであった。