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ゲラルトの編集履歴

2021/10/14 14:20:04 版

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ゲラルト

げらると

ポーランドの作家、アンドレイ・サプコフスキによるファンタジー小説『The Witcher』の主人公。 及びポーランドのゲーム会社CD Projekt RED製作のRPGシリーズ『The Witcher』の主人公。

CV:山路和弘

演:ヘンリー・カヴィル(実写ドラマ版)

人物

ウィッチャーと呼ばれるモンスタースレイヤーの一人。

白髪と体中に残る無数の傷跡が特徴であり、白狼ブラビケンの殺し屋といった複数の異名を持つ。

「リヴィアのゲラルト」を自称しているがリヴィア出身というわけではなく、もともとは箔をつけるために適当に付けた名前だった。

ところが、ニルフガード帝国軍とライリア・リヴィア抵抗軍の間で起こった「ヤルーガ川の戦い」に巻き込まれた際、抵抗軍側のメーヴ女王を助けた功績でリヴィア騎士の叙勲を賜ることとなり、「リヴィアのゲラルト」も名実共に公認の称号となった。

以降は主にこちらを名乗ることが多いようである(相手によっては「ブラビケンの殺し屋」のほうが通じることもある)。

ケィアモルヘンの山城で育ち、そこで訓練を受けて狼流派を学んだゲラルトは、現存する最後のウィッチャーの1人であり、おそらくは最も熟練したウィッチャーである。

吟遊詩人ダンディリオンの詩によれば直近の数十年は世界を旅し、各地で依頼を受けては鋼の剣と銀の剣を手に、危険な怪物を駆除しているらしい。

外見は壮年相当だが変異の影響で寿命が延びており、劇中のセリフから実年齢は少なくとも90歳を超えている模様。

ゲラルトの特徴的ともいえる白髪は加齢によるものではなく、訓練中に何度も実験的な変異を経験した代償である。

特殊な変異を繰り返したため、彼の戦士としての能力は完璧に近く、匹敵する者はごくわずか。

家族

短編「Something More」に登場するヴィセンナという女魔術師がゲラルトの母親であることが明言はされていないが示唆されている。

ゲラルトは自分の名付け親はヴェセミルだと語っているが、この回では本当は両親からもらった名前だということが語られる。

幼いころに捨てられるようにウィッチャーに差し出されたことを恨んでいたのかもしれない。

ちなみに父親については不明のまま。

ウィッチャーとしてケィア・モルヘンで長年過ごすうちにヴェセミルを師匠・父親として慕っており、一緒に育ったエスケルやランバートとは兄弟のような絆で結ばれている。

また、自身の<驚きの子>であるシリを実の娘のように大切にしている。

性格・戦闘能力

ウィッチャーは変異の過程で感情が無くなるとされるが、ゲラルトの性格も冷静沈着そのもの。

強力な怪物と相対しても決して臆することなく、冷静的確、迅速に対処する。

超人的なスピードと運動能力を持ち合わせ、剣術とウィッチャーの魔法の達人でもあるため、戦闘能力は群を抜いている。

ゲラルトの体に刻まれた多くの傷跡は、彼がウィッチャーとして多くの勝利を得た百戦錬磨の証。

なぜなら多くのウィッチャーは彼と同じくらいに多くの傷を受けるよりも前に、命を落としてしまうからである。

またゲラルトは長年にわたり、有能なプロのウィッチャーとして高い評価を受けてきた。

ゲラルトは依頼された仕事を迅速かつ効果的に遂行するため、一般市民から王族まで、彼に仕事を依頼する人々は絶えない。

白狼の仕事ぶりの評判は、彼が解いた呪いの数々や退治した怪物の話と共に、北方領土へ知れ渡っている。

そんな彼だが、なにもただの冷血な戦闘マシーンなわけではない。

時には冗談も口にすれば、父性愛を見せることもある。

若かりし頃は自身の実力を鼻にかけ、手痛い失態を演じたことも。

それになにより無類の女好きでもあり、暇があればしょっちゅう女性を抱いているのである。

とは言え「草の試練」の影響で子どもが作れない身体なので、節操なく子供を作ってしまう心配は無いし、なにより免疫力も並外れているので病気にもならない。

ヴェンガーバーグのイェネファーとは恋人同士だが、トリスやシャニなど多数の女性と関係を持っている

弱点…?

そんな彼だがゲーム上では野犬の群れが天敵。

レベルと装備が整う前に犬の餌になったゲラルトさん多し。

そしてそれ以上に段差に弱すぎる。3mもあれば即死である。我々現実の一般人でもよほど打ちどころが悪くなければ十分に生還できる高さである。

実写版

Netflixの実写ドラマではスーパーマン役で知られるヘンリー・カヴィルがゲラルトを演じる。

彼は元々大のウィッチャーオタクで実写ドラマウィッチャーの制作開始の噂を聞きつけると制作陣に乗り込んでゲラルトをやらせてほしいと売り込みに行ったほどだという。

センシティブな作品

他作品でのゲラルト

ソウルキャリバーⅥ

ゲストキャラクターとして参戦。(公式サイト内 キャラ紹介

モンスターハンター:ワールド

ウィッチャー3』のコラボとして専用のシナリオおよびクエストが実装された。

ある頃から、古代樹の森にて不可解な痕跡や見慣れない小型獣の目撃情報が頻発し、アイルーに紛れて研究機関に迷い込んだネッカーの存在について、総司令や研究者、主人公たちが意見交換をしている場に突如、門を抜けてゲラルトが登場。彼自身も、何者かに誘われるようにハンターたちの世界へと紛れ込んでしまったらしい。自身やネッカーをこの世界へ連れ込んだ先客を自身のよく知る怪物と推察した上で、ハンターたちに魔物の討伐を請け負うことを提案(当然、仕事として)。調査団も、ネッカーや今まさに異世界から現れたゲラルトからその言葉を信用し、全面的にゲラルトの討伐任務をサポートする。

上述のクエストでは、プレイヤーはゲラルトを操作することになり、普段操作している主人公ハンターはその間、大型モンスターがゲラルトの邪魔をしないよう影で彼らの制御にあたっていることになっている。モーション自体はハンターと同等であるものの、装備は調査団が用意したものや探索中に入手・調合したもののみとなるため難易度はやや高め。また、ゲラルトの元々の装備である剣は本作の片手剣にカテゴリーされ、モーションもそれに準ずる。その他、ゲラルト(および彼の装備時)専用アイテムとして「イグニの印」が使用できる。一応、普段の姿のハンターでも「ルーン石」を持つことで同様の魔法が使用できるが、威力は大きく落ち、また再使用までの時間も長く設定されている。

クエスト内容も、原作であるウィッチャーシリーズを意識したテロップやBGM、SEが使用されている他、対象モンスターの討伐以外に2つのサブイベントも発生するなど、演出にかなり力が注がれている。なお、すべてのイベントを成功させた上でクエストをクリアすると真エンドを迎え、イベント中に助けたとあるモンスターの友人であるテトルーから攻撃珠を贈られる。

その他、ゲラルト自身も探索中に触れるハンターの世界の品々や生態系に興味を示す台詞をこぼしており、シリーズファンとしても楽しめるものとなっている。調査団の対応も好意的であり、アイテムや武器の支給もさることながら、ときには雑談に花を咲かせ、調査団に身を置く理由を打ち明けている。なお、本作の世界では独自の架空言語が用いられている設定だが、このコラボに関しては両者の言語的な障壁はなく普通に会話を成立させている(ガジャブーは除く)。…寧ろ植生研究所所長の台詞回しはウィッチャーに寄せているとさえいえる。

異変の元凶である怪物レーシェンの討伐後は、総司令たちと別れの挨拶を交わし、彼が通ってきたであろう門をくぐって元の世界へ戻っていった。また、このイベント公開から数日後には、エンシェント・レーシェンを討伐対象とした続編クエストも公開された。こちらではゲラルトではなく元来のハンターが討伐任務に当たることになる。

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