概要
別名は奇面族。
赤い装束と仮面で取り繕った先住民タイプの獣人種で、過去作のチャチャブー枠に相当する。
下位では一切登場せず、上位から突如各地に出没するようになる。
特定のエリアに複数体出現し、普段は奇声とも絶叫ともつかない声を上げながら踊っている。
初見のプレイヤーは興味本位で近づき、大抵の場合は後述の戦闘能力を体験して瞬く間にキャンプ送りにされる。
ズングリとした可愛らしい姿とは裏腹に、超好戦的な隠れた強敵。
特徴
壺の穴部分を口に見立てたような不気味なお面をつけており、その中は光る眼が見えるだけで表情はうかがえない。
防具は藁かモンスターの体毛かと繋げた野性的な衣装のみだが、隙間からは体毛の無い赤い地肌が見える。
オトモ装備で同じものが生産できるが、説明文曰くかなり着心地がいいらしい。
体力も見た目より非常に高い。倒しても過去作のアイルーやメラルー、チャチャブーなどと同じく地面に潜って逃走するため、討伐は不可能である。
また、倒しても応急薬や携帯食料といったハンター用の支給品を落とすだけであり、レアアイテムやレア素材なども落とすことはない。
戦っても何の旨味も無いため、クエスト中は極力関わらないのが最適解である。
威嚇スキルをLv3まで積めば目が合っても戦わずに済むほか、踊ってる姿は遠巻きに双眼鏡を使う、隠れ身の装衣を使う事で見る事が出来る。
大型モンスターと同じく死角である背後を通れば発見されずに済むのだが、ガジャブーは大抵の場合円陣を組むような形で踊っているため、未発見のまま通り過ぎるのは至難の業である。
マム・タロトのクエストに出現するガジャブーは何の目的からか金を集めており、近づいたハンターを金を横取りする余所者と見なして切りかかってくる。
他のフィールドのガジャブーのような属性攻撃こそ無いものの、攻撃中であろうと溜め動作中であろうと採取したり剥ぎ取り中であっても問答無用で吹き飛ばしてくる厄介さである。
ただし、マム・タロトの素材を何度か回収したガジャブーは背中に金色の素材を背負っており、この時にハジケ結晶などで追い払うと追跡ポイントとなる落とし物を残していく。
ポイントは痕跡の半分である5なのだが、ガジャブーの数も多い。根気よく収集すれば追跡ポイントを大幅に稼げるだろう。
生態
フィールドには必ず複数体出現し、その周囲が彼らのテリトリーになる。
ここに足を踏み込むと「ホギャァー!」とも「ホニャァァー!」とも聞こえる威嚇をした直後に戦闘モードに入る。
縄張り意識が強い大型モンスターも、最初は威嚇し時には見逃してくれることもあるが、ガジャブーは威嚇 → 敵対のシフトが異常に早いため、「発見=敵対」と言っても過言ではない。
装備
武器は石器型の鉈と投げナイフ、ガジャブーの壺爆弾を使用する。
装備している鉈は投げナイフのように状態異常の属性が付与されており、麻痺・毒・睡眠のいずれかの属性がある。
仮面の色が黄色なら麻痺、紫なら毒と、使う武器の属性に対応した色調になっている。
これらの武器の属性蓄積値は桁外れに高く、ハンターは一発でも被弾すると即状態異常に陥ってしまう。
1体のガジャブーが複数の属性を扱うことは無いが、一発の被弾がそのまま即死コンボへ繋がる非常に凶悪な性能。
大型モンスターであろうと1~2本で毒や麻痺に陥らせる。
「ガジャブーの壺爆弾」は過去作のオトモアイルーが使用した小タル爆弾とモーションが似ており、放り投げて攻撃する。
ただし、小型ではあるが大タル爆弾クラスの威力が出るイカレ火力である。
さらに射程も極めて長く、ガンナーの攻撃判定が消失してしまうような超遠距離まで投げることができる。
防御力が上がった上位の防具では一発で即死とはいかないものの、上記の状態異常と合わせて猛威を振るう。
仲間として
全てのテトルー部族とオトモダチになったあと、とあるイベントをクリアすることで、龍結晶の地に拠点を持つ一族が仲間や探検隊として加わってくれる。
また、フィールドの各所にも確率で出現し、オトモを連れて行けばパーティに加えることが出来る。
言語系統がテトルーともアイルーとも違う為、話しかけても「△×◎□~!!」という完全な異邦語を話す(勉強したのかハンターは何とか意味を理解できてる様子)。
しかし、各フィールドに出現するガジャブーの殆どは部族が違うらしく、今まで通り即敵対するので注意が必要である。外観も全く同じなので、NPCを示す緑のポイントアイコンで判別しよう。
足止めやヘイト逸らし、ステータス強化に素材のぶんどりといったサポートを得意とするテトルー各部族と異なり、純粋な火力に特化したメンバーとして活躍してくれる。
※パーティ枠はテトルーと同じであるため、彼らと同時に雇用することができない点に注意。
仲間として雇用した際に戦闘しか行わないようなセリフを言うが、きちんと採集もやってくれるのでご安心を。
しかし踊り癖と絶叫癖はそのままであり、隙あらば踊る。採集中も叫ぶ。隠密中でも叫ぶ。
オトモ「いいアイテムを見つけたニャ」
ガジャブー「ホッチェエエエァァァ!!!」
ガジャブーの大ホウゲキ
友好度を深めると仲間とは別にアシストをしてくれるガジャブーが各地に出現するようになる。
そこにモンスターを誘導すると、部族総出で「奇面族の大ホウゲキ」を披露してくれる。
笛を吹いていたガジャブーが合図とばかりに一撃でダウンを取り、地面から大勢のガジャブーが出現しロケットランチャーのような武器で連続砲撃してくれる。
拘束時間は「山猫族の大ツタホバク」に比べて短めであるが、一発12~15ダメージの攻撃を四方八方からひたすら撃ちまくるため、大タル爆弾G以上のダメージをとってくれる。
さらにテトルーの捕縛はトラップ扱いであるため古龍には使用できないが、ガジャブーの砲撃は攻撃アクションなので、相手が誰であろうが問答無用でダウンさせて一方的にリンチしてしまう。
相手が古龍種であろうと歴戦の個体であろうと、圧倒的な物量と数で押し切る好戦的なガジャブーらしいアクションである。
ちなみに、初手のダウン攻撃を外してしまうこともある。
この場合はターゲットがダウンせずに動いたままのため、ハンターが攻撃するスキが無くなってしまうが、連続砲撃は行ってくれるのでダメージだけは稼ぐことができる。
オトモ道具
ガジャブーを仲間にした後はオトモアイルー用の武器として「ガジャブーの壺爆弾」を貰える。
オトモ道具で唯一の攻撃特化装備であり、小細工なしの単純かつ強力な火力でモンスターを追い詰める。
装備するとガジャブーと同じくオトモが戦闘時にちょくちょく投げる他、睡眠中のモンスターの近くでタル爆弾を置くとついでのようにこれを置いてくれるようになる。
寝ているモンスターへの寝起きドッキリ(睡眠爆破)でダメージの底上げが出来る。
爆弾を投げる姿は過去作の野生のアイルーを彷彿させるが、自爆特攻はしないので安心して装備させよう。
マイルームや3期団の拠点で壺をいじるオトモの姿は可愛いと評判。
レベルが上がると、さらに「火炎車」が使用できるようになる。
ベビーカーのようなデザインの「オトモスリンガー」は戦闘の際に稀にオトモが使用するが、この攻撃が単発の打撃属性から3連射式へグレードアップする。
しかも装備中の武器の属性が乗るため、状態異常系の属性を持たせておくとその威力を実感できるだろう。
DLCのアイスボーンではさらにレベルを上げることで「噴火壺爆弾」が解禁される。
手筒花火のような壺を持ち、ド派手な火柱を上げて周囲に火の粉を撒き散らす。
肉質依存のダメージを与えるため、大型モンスターが全身に傷を付けられた状態でマトモに喰らおうものなら一瞬で桁外れの体力を持っていかれる恐ろしい技である。
余談
オトモ等でMH3といったタイトルに登場自体はしている奇面族だが、何気に彼らが敵対モンスターとして登場するのは2ndG以来であり、メインシリーズで数えると実に10年ぶりである。
関連タグ
モンスターハンターワールド MHW 獣人種 テトルー チャチャブー お面 踊り
バゼルギウス 同じく、全てのステージに登場する節操無し