概要
1984年から87年にかけて京浜急行から初代700形を譲り受け、2両編成3本に組成したもの。譲渡に際して前面を貫通式に改造しており、初代700形の面影は側面とテールライトぐらいにしか残っていない。
入線当初は琴電初の冷房車ということで重宝されたが、ロングシート主体ながら片側2ドアで乗降に手間取りやすいことや車齢の若い譲渡車が増えたことで近年はラッシュ時の運用がメインとなっている。
2011年に1075-1076編成が長尾線に1300形が追加投入されたことで玉突き転属した600形によって置き換えられる形で廃車・解体された。
なお2021年時点で琴電全線の定期列車用車両として唯一、前面に自動行先表示器を設置せず、前面の行先表示にサボを使用する車両となっている。